東京都東大和市、村山貯水池(多摩湖)の南、狭山丘陵の南東部に位置する都立公園が、東大和公園(ひがしやまとこうえん)。コナラやアカマツの雑木林が残され、狭山丘陵では最も美しい雑木林の残る公園ともいわれています。
斜面にコナラ、尾根にアカマツが茂る公園
高度成長期の昭和40年代後半に(大和町から東大和市として市政を施行した昭和45年には人口も4万5000人を突破)、丘陵に団地開発が計画されましたが、市民と地域行政が一体となって里山の自然保護を都に訴えかけ(昭和48年、東大和緑地、東京都との売買契約成立)、昭和54年6月1日、都立最初の丘陵地公園として開園した公園です。
園内は「かんじるエリア」、「まなびのエリア」、「はぐくむエリア」の3つに分けられ、「かんじるエリア」には、クヌギ谷、こもれびの谷などの谷戸の自然が、「まなびのエリア」には悠久の森、源流の森、常緑の森、竹林などの鬱蒼と茂る森、そして「はぐくむエリア」にはギボウシの森、アカマツの森、ハルゼミの丘、森のあそび場(木製遊具)があります。
最寄りの駅は、西武鉄道多摩湖線・武蔵大和駅で、徒歩15分と徒歩圏内。
狭山丘陵の里山そのものが残された貴重な公園で、斜面にはコナラ、尾根にはアカマツが茂っています(尾根筋はアカマツの好む明るく痩せた環境)。
面積的にも22.8ha(開園面積は18.8ha)と散策するにも手頃な広さです。
東西11km、南北4km、面積3500haという広大な狭山丘陵には現在、都立公園が5ヶ所(狭山公園、八国山緑地、東大和公園、野山北・六道山公園、中藤公園)あり、昔ながらの里山の自然が残されているのが東大和公園です。
東大和公園 | |
名称 | 東大和公園/ひがしやまとこうえん |
所在地 | 東京都東大和市湖畔3丁目、高木1丁目、狭山3丁目、奈良橋2丁目 |
関連HP | 東大和公園公式ホームページ |
電車・バスで | 西武鉄道武蔵大和駅から徒歩15分 |
駐車場 | なし |
問い合わせ | 狭山公園パークセンター TEL:042–393–0154 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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