東京都西多摩郡奥多摩町白丸、多摩川の鳩ノ巣渓谷上流部にある東京都交通局の発電専用ダムが、白丸ダム(しろまるだむ/正式名は白丸調整池ダム)。ダム湖が白丸湖(白丸調整池)で、4月~11月の土・日曜、祝日(夏休み期間は毎日)ならダム堰堤内部を見学することも可能で、魚道窓口でダムカードも配布。
ダム堰堤の螺旋階段を下った先には白丸魚道が
堰堤内部には見学用エレベーターはなく、螺旋階段を利用して下っていくと、「白丸魚道」に到達。
魚が下流から上流へ登れるように手助けをする役割の「白丸魚道」(全長331.8m、落差27m)が川床部分に整備され、ダム湖へと続いています。
昭和38年2月23日に運転開始の白丸ダム(白丸調整池ダム)は、堤高30.3m、堤頂長61mで重力式コンクリートダムで、ダム湖の白丸調整池(白丸湖)の湛水面積は9.0ha。
下流側の多摩川第三発電所で発電しています。
白丸ダム直下に白丸発電所が建設され、観光用の放水を利用して発電も行なっており、ダム展望台から放水風景を見学することができます。
白丸ダムで取水された水は、下流の多摩川第三発電所(東京都交通局)へと運ばれて発電され、東京電力に売電されています。
もともと小河内ダムももともとは東京市電気局が水力発電を目的に計画されたダムでしたが、東京市の人口増加に伴う水不足から、上水道用水確保が目的に変更され、現在は東京都水道局が管理しています(東京都交通局の多摩川第一発電所で発電も実施)。
令和3年11月6日には、堰堤横に「再生可能エネルギーPR館」(エコっと白丸)もオープンし、見学が可能。
白丸ダム(白丸調整池)は大多摩ウォーキングトレイル途中にあり、奥多摩駅〜白丸ダムは、数馬峡遊歩道、白丸湖畔遊歩道を経由して3km、所要1時間、白丸ダム〜鳩ノ巣駅は鳩ノ巣渓谷遊歩道を歩いて2.1km、所要45分の道のり。
白丸ダム(白丸湖) | |
名称 | 白丸ダム(白丸湖)/しろまるだむ(しろまるこ) |
所在地 | 東京都西多摩郡奥多摩町白丸 |
電車・バスで | JR鳩ノ巣駅から徒歩10分、JR白丸駅から徒歩約12分 |
ドライブで | 圏央道青梅ICから約22km、日の出ICから約23km |
駐車場 | あり/無料 |
問い合わせ | 都営交通お客様センター TEL:03-3816-5700 |
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