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一之江境川親水公園

一之江境川親水公園

東京都江戸川区に5ヶ所ある親水公園のひとつが、一之江境川親水公園。全長3200mの親水公園で、流路には新中川の自然水を流し、魚や昆虫、水生植物が生息。夏には水道水を循環利用する水遊び場(水の広場)も3ヶ所設けられています。

新中川の自然水が流れる親水公園

かつて東一之江村と西一之江村との境を流れることから一之江境川と呼ばれた河川が一之江境川。
昭和38年に新中川が開削されるまでは、小合溜井(こあいためい/東京都葛飾区と埼玉県三郷市との県境に位置する池)を水源とした上下之割用水(かみしものわりようすい=農業用水)から分流した中井堀から現在の江戸川区一之江1丁目2番地先で分水し、南に流れ、松江、船堀5丁目を経て、旧東船堀村と旧二之江村との境(現・船堀6丁目・船堀7丁目)で新川に合流していました。

地域の用水として、そして舟運による物資運搬のルートとしても活用されましたが、昭和30年代の高度成長、都市化で生活用水が流れ込んで汚濁。
下水道の整備により排水路としての役割を終え、平成4年11月から親水公園への転身が始まり、平成8年4月に完成しています。
川岸や川底が自然の河川に近い形で復元しているのも特徴で、ハゼ、スズキ、テナガエビ、昆虫、水生植物に優しい環境となっていて、釣りを楽しむことができます(公園完成の平成8年度から行なった2年間の調査で、148種類の生物が確認されています)。

平成18年には、一之江境川親水公園沿線景観地区にも指定され、景観まちづくりルールが定められています。

今井街道近くには、大正14年に東荒川〜今井間が全通した城東電気軌道江戸川線跡(私営の路面電車)もあり、城東電車のモニュメントも築かれています。

一之江境川親水公園
名称 一之江境川親水公園/いちのえさかいがわしんすいこうえん
所在地 東京都江戸川区一之江1丁目〜船堀7丁目
関連HP 江戸川区公式ホームページ
電車・バスで 都営地下鉄船堀駅、または、一之江駅から徒歩10分
駐車場 なし
問い合わせ 江戸川区環境部水とみどりの課 TEL:03-3652-1151
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

小松川境川親水公園

東京都江戸川区に5ヶ所ある親水公園のひとつで、日本初の親水公園の古川親水公園(昭和48年)に次いで完成したのが、全長3930mの小松川境川親水公園。江戸川区の中心部を流れる小松川境川の水を再生し、せせらぎとして流す親水公園で、途中には8ヶ所

古川親水公園

東京都江戸川区、江戸川6丁目にある区立公園が古川親水公園。江戸川の旧河道である古川の流れをそのまま全長1.2kmの公園にしたもので、昭和48年、日本初の親水公園として誕生。都会の中では修復不可能と思われていた清流を蘇らせた公園で、夏は水遊び

新長島川親水公園

東京都江戸川区、江戸川と中川を結んだ運河の長島川に下流側で連絡する新長島川の河川跡(埋立地/全長530m)を公園に転用したのが、新長島川親水公園。じゃぶじゃぶ池や噴水広場も整備され、夏場は水遊びに絶好。2月中旬〜4月中旬には植栽された水仙が

新左近川親水公園

東京都江戸川区臨海町3丁目、新左近水門で荒川に注ぐ左近川沿いにつくられた江戸川区で4番目の親水公園が、新左近川親水公園。新左近川親水公園カヌー場のある広い水面を有する公園で、葛西地区の埋め立てで誕生した新左近川の川沿いに全長750m、17h

水遊びも楽しめる! 江戸川区の親水公園 全5ヶ所

かつて江戸川区は利根川の決壊(昭和22年、カスリーン台風)、 旧江戸川堤防決壊(昭和24年、キティ台風)などによる洪水被害に悩む地域でした。その後、スーパー堤防の完成、土地の埋め立てなどで、「浸水から親水へ」と転換し、日本初の親水

 

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