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清水濠

清水濠

東京都千代田区皇居外苑、江戸城を取り囲む内堀のうち、清水門と竹橋の間にあるのが清水濠(しみずぼり)。清水門、清水濠という名の由来は、家康が江戸に入府して江戸城が築城される以前、中世には清水寺が建っていたとか、清水が湧き出す土地だからともいわれ定かでありません。

清水濠に臨む合同庁舎は絶好のランチスポット

徳川御三家に跡継ぎがいない時には御三卿から後継者を出すために設置されたのが、御三卿。
徳川氏の一族から分立した大名家で、田安徳川家、一橋徳川家、清水徳川家が御三卿で、第9代将軍徳川家重の次男・徳川重好が創始し、江戸城清水門内で田安邸の東、現在の日本武道館あたりに邸宅を構えていました。

江戸城北の丸(現・北の丸公園)の東門にあたる清水門は、万治元年(1658年)の再建の門が現存し、国の重要文化財に指定されています。
この清水門への土橋が、牛ヶ淵(うしがふち)と清水濠を分ける境で、文久2年(1862年)11月15日、皇女・和宮の輿入れはこの門から北の丸の清水邸に入っています。

清水濠に臨んで九段第3合同庁舎(千代田区役所)、九段第2合同庁舎(東京法務局・東京航空局・麹町税務署)、九段合同庁舎など官庁が建ち並んでいますが、清水濠を眼下に食事のできるダイニング九段(九段第3合同庁舎10階)、九段第2合同庁舎食堂(九段第二合同庁舎食堂地下1階)などもあり、外来での利用も可能。
散策途中のランチスポットとしても絶好です。

清水濠
名称 清水濠/しみずぼり
所在地 東京都千代田区北の丸公園
電車・バスで 東京メトロ・都営地下鉄九段下駅から徒歩3分
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

大手濠

東京都千代田区千代田、平川門と大手門の間にある江戸城の内濠(内堀)が大手濠(大手堀)。大手とは追手、つまりは玄関(正門)という意味なので、この大手濠のある側が江戸城の正面ということになります。南には桔梗濠、西には平川濠が続いています。濠の外

江戸城 清水門(重要文化財/北の丸公園)

江戸城北の丸(現・北の丸公園)の東門。高麗門と渡櫓門からなる門は、江戸時代のものが現存し、国の重要文化財に(文化庁の管理)。清水門という名の由来は、家康入府で江戸城が築城される以前、中世には清水寺が建っていたとか、清水が湧き出す土地だからと

牛ヶ淵

東京都千代田区、江戸城を取り囲む内堀のうち、現在、日本武道館のある北の丸(現・北の丸公園)の北東側部分、清水門と田安門の間が、牛ヶ淵(うしがふち)。江戸時代中期に編纂された江戸の地誌『江戸名勝志』によれば、銭を積んだ牛車(ぎっしゃ)が、濠に

 

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