サイトアイコン ニッポン旅マガジン

大正大学・すがも鴨台観音堂(鴨台さざえ堂)

大正大学・すがも鴨台観音堂(鴨台さざえ堂)

東京都豊島区西巣鴨3丁目、大正大学のキャンパス内にある異色の建築物が、すがも鴨台観音堂(鴨台さざえ堂)。鴨台さざえ堂(おうだいさざえどう)と呼ばれるのは、拝観に使われる堂内の回廊が、往路と復路が交わることのない、二重螺旋(らせん)構造のため。日中、無料で拝観することができます。

大正大学キャンパス内にある異色パワースポット

大正大学は、時の仏教学者、宗教学者の高楠順次郎(たかくすじゅんじろう)、姉崎正治(あねさきまさはる)らが仏教連合大学構想を提唱、浄土宗、天台宗などの各宗が設立の趣旨に賛同して大正15年に開校した歴史ある大学。
天台宗、真言宗豊山派、真言宗智山派、浄土宗、時宗の仏教総合大学として発展しています。

その大正大学の建学の理念である「智慧と慈悲の実践」を具現化した建物が、すがも鴨台観音堂(鴨台さざえ堂)。
平成25年5月18日に落慶した、国内に数ある「さざえ堂」ではニューフェイスのひとつで、設計施工は大林組で、福島県会津若松市にある国の重要文化財に指定されるさざえ堂(円通三匝堂)をモデルにしています。

螺旋構造は、仏は眉間にある白毫(びゃくごう=仏の姿を表す三十二面相のひとつで、螺旋状の白い毛)から智慧と慈悲による救いの光明を放つことから、その象徴とされています。

1階に不動明王(ふどうみょうおう)の従者である制吒迦童子(せいたかどうじ)を祀り、
頂上階に本尊の聖観自在菩薩(しょうかんじざいぼさつ=鴨台観音)を安置し、毎月第3土曜には『花会式』が執り行なわれています。
内部に漂う香りは、クリストフ・ロダミエル(Christophe Laudamiel=BÉLAIR LABのチーフ調香師)が日本画からインスパイアされて調香した香り「NIHONGA」というこだわりも。

大正大学構内にある「座・ガモール クラシック 鴨台食堂」は、かつてはプリンスホテルが経営、現在は元プリンスホテルの鈴木千春シェフが腕を振るう食堂(大正大学と巣鴨地域の3商店街が連携して設立した「コンソーシアムすがも花街道」が運営)で、外来での利用も可能。
拝観後の食事、喫茶に最適です(ただし、営業時間はランチタイム、ティータイムに限られています)。

大正大学・すがも鴨台観音堂(鴨台さざえ堂)
名称 大正大学・すがも鴨台観音堂(鴨台さざえ堂)/たいしょうだいがく・すがもおうだいかんのんどう(おうだいさざえどう)
所在地 東京都豊島区西巣鴨3-20-1 大正大学内(11号館)
関連HP 大正大学・すがも鴨台観音堂(鴨台さざえ堂)公式ホームページ
電車・バスで 都営地下鉄西巣鴨駅から徒歩7分
問い合わせ 大正大学 TEL:03-3918-7311
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

【知られざるニッポン】vol.28 全国にあった! 二重らせん構造の「さざえ堂」

さざえ堂、実際に内部に入ると誰もが「メビウスの輪」を連想します。テープの端をひねって片方の端につなぐと、あらら不思議にも・・・というあれです。実際にドイツの数学者アウグスト・フェルディナント・メビウスが「メビウスの輪」を発見するのは1858

大正大学・鴨台食堂

東京都豊島区西巣鴨3丁目、大正大学のキャンパス内、5号館8階にある外来利用可能な食堂が、鴨台食堂(おうだいじきどう)。正式名称は、「座・ガモール クラシック 鴨台食堂」で、かつてはプリンスホテルが経営、現在は元プリンスホテルの鈴木千春シェフ

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了