2024年6月15日(土)〜6月16日(日)、東海汽船が、初となる西伊豆松崎へ、高速ジェット船を使った特別クルーズを2往復運航します。高速ジェット船は、2023年9月30日と10月1日に松崎~大島航路で松崎新港に初就航していますが、今回は初めて東京と西伊豆を直通するクルーズが運航することに。
高速ジェット船で、西伊豆松崎を2時間40分で結ぶ
東京港(竹芝桟橋)〜松崎新港(西伊豆・松崎町)の210kmを、東京〜大島などに就航する高速ジェット船を使って2時間40分で結ぶもの。
稲取~大島~東京などの運航(高速船「海の踊り子」)はありますが、西伊豆へは初のクルーズとなります。
鉄道とバス、マイカーなどで松崎にアクセスするよりも断然早いのが特徴で、料金的にも今回は「特別に往復1万3800円でご利用いただけます」(東海汽船)とのこと。
松崎町も「港町松崎の地域経済の将来にとって、非常に価値ある社会実験であると考えており、全面的にこの運航に協力して参ります」という姿勢です。
東京発
【往路】6月15日(土)東京・竹芝桟橋 13時00分~15時40分 松崎新港
【復路】6月16日(日)松崎新港 16時00分~18時40分 東京・竹芝桟橋
松崎発
【往路】6月15日(土)松崎新港 8時00分~10時40分 東京・竹芝桟橋
【復路】6月16日(日)東京・竹芝桟橋 11時00分~13時40分 松崎新港
で、往復きっぷは、大人1万3800円、小人8000円。
小学生にはオリジナルグッズプレゼント。
予約開始は4月下旬ころで、募集定員は各港発200名。
予約先(予約開始以降)は、東海汽船お客様センター(毎日9:30〜18:00)TEL03-5472-9999。
使用する船舶(高速船)名はまだ確定していません。
西伊豆松崎に東京から初の直行便が運航
平成15年夏、バブル崩壊後の不景気と道路網の発達による需要の冷え込みにより、沼津~松崎を1時間30分で結んだ高速定期船「こばるとあろー」が廃止に。
古くは木材や石材(伊豆石)の搬出で賑わった松崎港、南伊豆・波勝崎との観光客運送などの拠点ともなっていて、入江長八の鏝絵(こてえ)、なまこ壁の残る美しい町並みに多くの旅人が訪れました。
定期航路が途絶えた後も、松崎町では松崎新港利活用の模索を続けてきました。
松崎町の現町長・深澤準弥さんは、企画観光課長時代の令和元年、クルーズ船「飛鳥Ⅱ」の松崎誘致に成功しましたが、新型コロナ感染症拡大により、寄港中止に。
「令和3年に、町長になった後も、松崎新港をどう地域発展に活かしていくべきか、議論を続けてきました。松崎新港は沼津港と共に特定地域振興重要港湾に指定されておりますが、鉄道がなく公共交通が脆弱である西伊豆松崎町にとって、海上からの船でのアクセスは、コロナ禍からの観光復活になくてはならない重要な交通手段であると考えています。令和の風待ち港として、今回、松崎と東京都心が歴史上初めて直接結ばれることが、観光復活の狼煙となることを期待しています」(松崎町長・深澤準弥)。
東海汽船が、伊豆松崎⇔東京直行便 特別クルーズ運航! | |
開催日時 | 2024年6月15日(土)〜6月16日(日) |
場所 | 東京港(竹芝桟橋)〜松崎新港(西伊豆・松崎町) |
関連HP | 東海汽船公式ホームページ |
問い合わせ | 東海汽船お客様センターTEL:03-5472-9999(9:30〜18:00) |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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