関東エリア1都6県(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)の最高峰と、標高ランキングTOP10を紹介(TOP10に関しては各リンクを参照)。 全国の総人口の3分の1ほどが暮らす関東も、周囲の山岳地帯には意外な高峰もあります。
茨城県
茨城県の最高峰は、八溝山(やみぞさん)。
福島県(棚倉町)との県境に位置する山で、標高は1022.0m。
関東では千葉県に次いで高峰のない県で、1000m峰もこの八溝山のみ。
日本百名山の筑波山は5位にランクインしていますが、877mしかなく、深田久弥選定の百名山では最低標高の登りやすい名山となっています。
栃木県
栃木県の最高峰は、奥日光にそびえる白根山(日光白根山)で、標高2578m。
実は群馬県との県境に位置し、群馬県でも最高峰となっています。
この白根山は「関東以北の日本の最高峰」でもあり、日光白根山ロープウェイを使って少し楽することができます。
栃木県の高峰TOP10はすべて日光市、そして日光国立公園です。
群馬県
群馬県の最高峰は栃木県と同じ、白根山(日光白根山)で、標高2578m。
「関東以北の日本の最高峰」なので、一度は登ってみたい山のひとつです。
信州の山のイメージが強い浅間山も、最高点(2568m)は群馬県嬬恋村にあり、群馬県の高峰の2位。
西側の山腹が菅平高原の四阿山(あずまやさん)も2354mの最高点は長野県との県境で、群馬県6位の高峰です。
埼玉県
埼玉県の最高峰は、埼玉県民でも知る人ぞ知るの、三宝山。
埼玉県と長野県の県境に一等三角点・国師岳2(2483.5m)があり、ここが埼玉県の最高峰です。
標高的にも埼玉県は意外に山岳県で、10位の両神山(りょうかみさん)でも標高1723.3mもあります。
TOP10はすべて秩父市というのも少し意外です。
千葉県
都道府県別の最高峰でもっとも標高が低いのが千葉県、しかも平均標高45mも県別では最低標高になっています。
そんな千葉県の最高峰は、南房総にそびえる愛宕山で標高標高408.0m。
自衛隊のレーダー基地があるため、入山には許可がいり、もっと低く、もっとも入山困難な山ともいわれています。
それでも房総半島は意外に山深く、『南総里見八犬伝』ゆかりの名峰などもあります。
東京都
東京都の最高峰は、都民の多くが知っている雲取山で標高2017.1m。
トップ10入りする高峰はすべてが奥多摩町、そして秩父多摩甲斐国立公園となっています。
豊かな自然が残り、近年ではツキノワグマも出没するので注意が必要です。
神奈川県
神奈川県の最高峰は、丹沢の最高峰、蛭ヶ岳で1673m。
この蛭ヶ岳県境にない高峰で、関東ではそれも珍しいことに。
9位までが丹沢山塊(丹沢大山国定公園)で、10位に箱根の最高峰、神山がランクインしています。
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