国府の市|豊川市

国府の市

毎年2月11日、愛知県豊川市の国府商店街で『国府の市』(こうのいち)が開かれます。「国府」と書いて「こう」と読みますが、三河国の国府があったのが現在の豊川市白鳥町。『国府の市』は、毎年、建国記念の日に立つ市で、旧東海道沿いに陶器や植木の露店が出て賑わいを見せます。名物は厄除け餅で、これを食べると夏病みの難を逃れるといいます。

江戸時代に始まった六斎市の名残り

赤坂陣屋(近世に三河国の天領を支配するため設置された代官所)の代官・国領半兵衛が貞享2年(1685年)、家臣の片岡丈右衛門に命じて国府に市を開かせたのが始まり。
当初は4と9のつく日に月6回開かれる六斎市でしたが、今では年1回、建国記念の日の開催となっています。

三河国府の政庁は、現在の三河国総社の東側、曹源寺周辺にあったことが発掘調査で判明しています。
当然、三河国国分寺や三河国国分尼寺も建ち、律令時代には三河国の中心として繁栄しました。

国府の市|豊川市
開催日時毎年2月11日9:00〜17:00頃
所在地愛知県豊川市国府町流霞
場所国府町旧東海道(中町~下町区)
関連HP豊川市観光協会公式ホームページ
電車・バスで名鉄国府駅から徒歩5分
ドライブで東名高速道路音羽蒲郡ICから約4km
問い合わせ豊川市観光協会 TEL:0533-89-2206
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

三河国分尼寺跡史跡公園

愛知県の東半分、三河国(みかわのくに)の国府の遺構は、豊川市白鳥町上郷中・下郷中で発見されています。聖武天皇の詔で建立された、三河国の国分尼寺の遺構も発掘され、一帯は三河国分尼寺跡史跡公園と整備されています。またガイダンス施設として「三河天

 

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