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眉山公園

徳島市街に隣接する標高280m内外の丘陵地が眉山(びざん)。山頂を中心に眉山公園として整備され、春の桜や秋の紅葉が美しい展望地。眉山パークウェイ(全長2850m)や阿波おどり会館5階からの眉山ロープウェイで、手軽に山頂に立つことができます。山頂からの展望は「眉のごと雲居に見ゆる阿波の山」と『万葉集』にも詠われる絶景。

映画「眉山―BIZAN―」のロケ地としても注目!

眉山公園にある展望台からは、阿讃山脈、瀬戸内海、紀州の山々を一望にし、日没後は夜景が見事。
一等三角点は、眉山ロープウェイ山頂駅南側、平和記念塔パゴダの前にあり、標高276.6m(点名:眉山)。
最高点は2kmほど西南西にあり、標高290m。

桜の期間、ゴールデンウィーク、夏休みなど多客期にはロープウェイの夜間運転も行なわれています。

花と鳥の展望広場は1.2万平方メートルの広場内に芝生広場や野鳥観察園路が整備され、春には桜の花見も可能。

四季の花咲く「花のカスケード」、太平洋戦争の戦死者の慰霊のためのパゴダ平和記念塔、LEDのモニュメント「眉華鏡(まゆげきょう)」、徳島市の姉妹都市サギノー市(アメリカ・ミシガン州)から徳島市制100周年を記念して贈られた洋風あずまや「ガゼボ」も見どころ。
山頂に鎮座する剣山神社は、大正4年、講社梅鉢組を中心に剣山の遥拝所として創建(別格剱山本宮)。

山名の由来はどの方向から見ても「眉」の格好をしていることから。
『万葉集』に歌われたのは、734(天平6)年の旧暦3月、聖武天皇の難波宮(なにわのみや=現在の大阪城近くにあった古代の都)行幸に同行した舎人親王の子・船王(ふねのおおきみ)が歌った、「眉(まよ)のごと雲居に見ゆる阿波の山かけて榜ぐ舟泊(とまり)知らずも」。
阿波の山の歌を詠んだものですが、この山こそが眉山といわれているのです。

平成19年に公開された映画『眉山―BIZAN―』(監督:犬童一心、主演:松嶋菜々子)は、さだまさしの小説の映画化。
徳島を舞台に、第31回日本アカデミー賞の優秀作品賞などに輝いた作品です。
眉山山頂、眉山ロープウェイなどもロケに使われています。
また、平成20年には石田ゆり子主演、平成21年には黒谷友香主演で舞台化もされています。

ちなみに北西側から眉山に登るのが眉山ドライブウェイ(1.5車線/通行注意)で、その終点には「日本さくら名所100選」に選定の西部公園があります。
眉山パークウェイは、国道438号から登るかつての有料道路ですが、急カーブ、急勺配が連続するので、運転は慎重に。

徳島港から眺める眉の形の眉山
眉山山頂の展望台
眉山公園
名称 眉山公園/びざんこうえん
所在地 徳島県徳島市眉山町
関連HP 徳島市公式ホームページ
電車・バスで JR徳島駅から徒歩10分、阿波おどり会館から眉山ロープウェイで4分、頂上駅下車
ドライブで 神戸淡路鳴門自動車道鳴門ICから約19km
駐車場 124台/無料
問い合わせ 徳島市公園緑地課 TEL:088-621-5295/FAX:088-655-4999
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

眉山ロープウェイ

2017年9月27日

 

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