大山寺に現存する堂宇のなかでは最古の建物。平安時代に円仁(慈覚大師)が創建と伝えられ、当初の建物は1529(亨禄2)年の山津波で倒壊。現在の建物は1552(天文21)年の再建で、国の重要文化財。本尊は丈六(2.79m)の木造阿弥陀如来像で両脇には観音と勢至の両菩薩が安置されています。仏像も、もちろん国の重要文化財。
阿弥陀堂の堂内は毎月18日のみ公開
寺伝によれば、865(貞観7)年、円仁(慈覚大師)が創建したという阿弥陀堂。現存する阿弥陀堂は、銘札から1552(天文21)年の再建であることがわかっており、正面5間、側面5間、正方形の宝形造(ほうぎょうづくり)の屋根(4枚の屋根がすべて三角形)は杮葺(こけらぶき=最も薄い板で葺く板葺)と、建築様式に鎌倉時代の様相をとどめています。
太い柱や梁を用いた雄大な造りが特長。軒廻りの意匠には和様の特徴を色濃く残しています。
仏堂の屋根の中央が前方に張り出した向拝(こうはい)は梁や組物にみられる様式が他の部分と異なり、江戸時代の増築と推測されています。
堂内は毎月18日のみ公開され、それ以外の日の本尊の拝観には事前の予約が必要。
また、事前の予約で阿弥陀堂内での座禅体験も可能です。
大山寺阿弥陀堂 | |
名称 | 大山寺阿弥陀堂/だいせんじあみだどう |
所在地 | 鳥取県西伯郡大山町大山9 |
関連HP | 大山寺公式ホームページ |
電車・バスで | JR米子駅から日交バス大山寺行きで50分、大山寺下車、大山夏山登山道を徒歩15分 |
ドライブで | 米子自動車道米子ICから約13km |
駐車場 | 博労座駐車場(600台/無料、スキーシーズンは有料) |
問い合わせ | 大山寺 TEL:0859-52-2158/FAX:0859-52-2728 |
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