黒部川扇状地湧水群は、環境省の「名水百選」に選ばれ、それを記念して昭和63年、富山県黒部市生地(いくじ)の黒部漁港前に「くろべ名水公園」が造られています。公園は北アルプスから流れ出る湧水が黒部川を流れ下る様子を表現し、飲泉所も備わっています。「魚の駅生地」に隣接するため、生地名水巡りの出発点としても機能しています。
名水百選選定を記念して造られた公園
北アルプスの降雪や降雨が、地下浸透し、黒部川扇状地の末端部分が湧き出すのが黒部川扇状地湧水群。
黒部川の扇状地は日本最大規模の扇状地。
しかも源流が北アルプスとあって、豊富な地下水が扇状地の末端に湧き出ています。
生地地区には全部で20ヶ所の湧水スポットがあり、黒部漁港環境整備事業で整備された「くろべ名水公園」は、生地名水巡りの出発点になっているのです。
名水公園の石に刻まれた「ぢぢいとばばあが だまつて湯にはいつている 山の湯のくずの花 山の湯のくずの花」の詩は、生地を「心のふるさと」と呼んだ詩人・田中冬二(福島市生まれ、父方のルーツが生地で祖父母が在住)が昭和3年に黒薙温泉で制作した「くずの花」(詩集『青い夜道』収録)。
名称 | 名水公園の清水(くろべ名水公園)/めいすいこうえんのしょうず(くろべめいすいこうえん) |
所在地 | 富山県黒部市生地中区 |
関連HP | 黒部市公式ホームページ |
電車・バスで | あいの風とやま鉄道線生地駅から徒歩30分 |
ドライブで | 北陸自動車道黒部ICから約7km |
駐車場 | 58台/無料 |
問い合わせ | 黒部市商工観光課 TEL:0765-54-2111 |
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