サイトアイコン ニッポン旅マガジン

一度は歩きたい! 異色の国道 5選

異色の国道

国道が階段の階段国道、登山道の点線国道、商店街のアーケード国道、奈良時代からの峠越えの古道で石畳国道、そして本州と九州を結ぶ海底人道トンネルと、一度は歩いてみたい異色の国道をラインアップ。階段国道は有名ですが、残りはまだまだ訪れる人も少なく、注目度アップ中です。

階段国道|国道339号(青森県)

所在地:青森県東津軽郡外ヶ浜町三厩龍浜
内容:津軽半島(青森県)の突端、龍飛崎(たっぴざき=竜飛崎)の突端へと伸びる国道339号は、段丘の上から海岸へと下る部分が362段の階段(標高差70m)
総延長388.2mの歩行者専用の国道です
もともと村道だったものが県道、国道へと昇格したもの
なぜ国道になったのかは、担当の役人が書類上で国道昇格を決定し、現地を知らなかったからとか

階段国道

津軽半島(青森県)の突端、龍飛崎(たっぴざき=竜飛崎)の突端へとのびる国道339号。道は最後に車道から362段の階段となり海岸へと下りますが(標高差70m)、なんとその階段にも国道の表示が。これが全国唯一の「階段国道」。総延長388.2mの

点線国道|国道291号(群馬県・新潟県)

所在地:群馬県利根郡みなかみ町・新潟県南魚沼市
内容:国道の車両通行不能区間が国土地理院の地形図で点線(徒歩道)で表示されることから、点線国道と呼ばれています。
道路改良で、点線部分の峠越えの道にトンネルが開削されるなどして減少していますが、道路開通の予定がないのが上越国境の清水峠越えの国道291号です

登山道(国道291号)で到達する・清水峠と避難小屋

石畳国道国道308号(奈良県・大阪府)

所在地:奈良県生駒市西畑町・大阪府東大阪市東豊浦町
内容:生駒山頂から南に下った鞍部(あんぶ)、標高455mに位置する暗峠(信貴生駒山系の縦走コース、信貴生駒スカイラインと交差)でにあるのが暗峠
古代には二軒茶屋〜暗峠〜奈良を結ぶ8里8町の道で、難波津(現在の大阪港)を通しての唐や朝鮮との交流もこの道を経由して行なわれていました
現在は峠周辺に石畳が残され、「日本で唯一の国道の石畳区間」、「日本一勾配がきつい国道」となっていて、「日本の道100選」にも選定、酷道ながら、なんとか車も走行することができます

暗峠

奈良県(生駒市)と大阪府(東大阪市)との県境にある国道308号、大阪府道・奈良県道702号大阪枚岡奈良線の峠が暗峠(くらがりとうげ)。古代には、大坂(難波津)と平城京を暗越奈良街道(くらがりごえならかいどう=暗越大坂街道)の一部で、現在も国

アーケード国道|国道324号(長崎県)

所在地:長崎県長崎市浜町
内容:道路幅6.7mは、荷を積んだ馬車がすれ違える馬車道幅(3間3尺=6m以上)で、道路開通当時のままというのが浜町アーケード(アーケード国道)
アーケード国道は東大阪市の国道170号と全国2ヶ所ありますが、入口に国道表示があるのは浜町アーケードだけ
アーケードの全長は358mで、平成9年にリニューアルされています
商品の搬送などもあるため、アーケード内の車両の通行は5:00〜10:00の間のみ可能となっています
『長崎ランタンフェスティバル』の際には、「浜んまち会場」として、アーケードの天井をランタンが埋め尽くし、吉祥オブジェが多数並んで壮観

浜町アーケード(アーケード国道)

長崎県長崎市浜町(はまのまち)にある浜町アーケードは、長崎一の繁華街。「浜んまち商店街」の総称で親しまれる長崎浜市商店街ですが、実は、国道324号の旧道扱い。南側に並走する路面電車の走る春雨通りが国道の新道ですが、浜町アーケードもれっきとし

海底トンネル人道|国道2号(山口県・福岡県)

所在地:山口県下関市・福岡県北九州市
内容:昭和33年に世界初の海底トンネルとして完成した関門トンネル(国道2号)は、上が車道、下が徒歩用の上下2層になっていて全長780mの関門トンネル人道は、歩道入口までエレベーターが設置され、徒歩10分~15分で本州と九州を往来することができます
このエレベーター部分を含めて国道の扱い
歩行者、自転車、50cc以下の原動機付自転車が通行可能で(歩行者のみ無料)、自転車、50cc以下のバイクは、手押しの必要があります
トンネルの最深部付近の中間地点に、福岡県と山口県の県境を示す表示があり、海面下58mに位置しています

関門トンネル人道

昭和33年に完成した関門トンネル(国道2号)は、世界初の海底トンネル。トンネル内部は2層になり、上が車道、下が徒歩用の関門トンネル人道になっています。全長780mの関門トンネル人道は、歩道入口までエレベーターが設置され、徒歩10分~15分で

一度は歩きたい! 異色の国道 5選
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了