長崎県雲仙市小浜町、雲仙ロープウェイで登った妙見岳山頂直下、妙見岳展望所は、九州を代表する霧氷(むひょう)の観賞ポイントです。雲仙ロープウェイは四季折々の「記憶に残る別世界」をPRしていますが、12月~3月初旬には霧氷が期待できます。雲仙温泉街では「花ぼうろ」と呼ばれています。
地元では「花ぼうろ」と呼ばれる霧氷を観賞
海の湿気を帯びた空気が、雲仙の山塊にぶつかり、上昇気流となって冷却され、気温が0度以下になると。木の枝に付いた水滴が凍ってできるのが霧氷。
東シナ海(暖かい対馬海流で湿度を帯びます)からの冷たい季節風(日本海型気候に近い環境)、霧や雲が発生する湿度のある空気という「霧、北風、気温0度以下」が条件で、西高東低の気圧配置となる1月〜2月中旬に確率がアップします(例年12月初旬に初観察)。
雲仙岳の平均気温は、12月・1.1度、1月・マイナス0.9度、2月・マイナス0.2度、3月・2.7度で、やはり1月〜2月がチャンスであることがわかります。
ただし、1月の平均最高気温は5.8度なので、日中はキラキラ輝く霧氷も溶けてしまうことに。
狙い目としては強い寒気の吹き出しの翌朝ですが、激しい雪が降るとアクセスルートである仁田循環道路が通行止めとなるため、当然、雲仙ロープウェイも運休に。
雲仙ロープウェイでは冬季、霧氷情報を出しているので確認ができます。
雲仙・妙見岳で霧氷を見よう! | |
開催日時 | 12月~3月初旬 |
所在地 | 長崎県雲仙市小浜町雲仙 |
場所 | 妙見岳展望所 |
関連HP | 雲仙ロープウェイ公式ホームページ |
ドライブで | 長崎自動車道諫早ICから約40km |
駐車場 | 仁田峠駐車場(200台/無料) |
問い合わせ | 雲仙ロープウェイ TEL:0957-73-3572/FAX:0957-73-2440 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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