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和歌浦天満宮

和歌浦天満宮は901(延喜元)年、菅原道真が九州・大宰府(だざいふ)に赴く途中、潮待ち風待ちで和歌浦に船を停泊。その時、和歌浦を望み、2首の歌を詠んだというゆかりの地に建つ菅原道真ゆかりの古社です。太宰府天満宮、北野天満宮とともに「日本三菅廟」(にほんさんかんびょう)のひとつ。

本殿、楼門などは国の重要文化財

青石の敷かれた参道を楼門目指して進む
自然石の石段を上り詰めると楼門

康保年間(964年〜968年)に参議・橘直幹(たちばなのなおもと)が大宰府から帰京する途中、和歌浦へ立ち寄り、社殿を創建。
和歌浦天神山(標高約93m)の中腹に鎮座しています。

関ヶ原の合戦後に和歌山を領した浅野幸長(あさのよしなが)は、1604(慶長9)年~1606(慶長11)年にかけて天神山中腹に本殿、唐門、拝殿、楼門、東西廻廊などを再建しています。
楼門は一間楼門として最大規模のもの。

本殿、楼門、末社多賀神社本殿、末社天照皇太神宮豊受大神宮本殿の4棟は浅野幸長再建時の築で国の重要文化財。

その建築には、紀伊国那賀郡出身の大工棟梁で後に幕府作事方大棟梁となった平内政信(へいのうちまさのぶ)が参加しています。
平内政信の建物は、輪王寺常行堂、喜多院多宝塔と天海僧正ゆかりの寺に現存しています。

1月25日の初天神には多くの人出があります。
ちなみに1621(元和7)年に徳川家康を祀る紀州東照宮が建立されると、和歌浦天満宮は地主神(じぬしのかみ=鎮守神)として崇敬され、天満宮神主の安田氏が東照宮神主を兼務しました。

前拝殿
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和歌浦を一望に
和歌浦天満宮
名称 和歌浦天満宮/わかうらてんまんぐう
所在地 和歌山県和歌山市和歌浦西2-1-24
関連HP 和歌山市観光協会公式ホームページ
ドライブで 阪和自動車道和歌山ICから約10km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 和歌浦天満宮 TEL:073-444-4769
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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