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箸折峠(近露の宝塔)

箸折峠(近露の宝塔)

和歌山県田辺市中辺路町近露、熊野古道・中辺路(なかへち)、大坂本王子と近露王子の間にある峠が箸折峠。鎌倉時代建立と推定される高さ1.1mの宝篋印塔(和歌山県指定文化財「近露の宝塔」)が立っています。これは花山法皇の熊野御幸の際、経典をこの地に埋納したとの伝説に基づいて建立されたもの。

熊野古道・中辺路、花山法皇ゆかりの峠

牛馬童子像と役行者像の後に近露の宝塔が!

藤原氏の策略で皇位を失った花山法皇は、失意の元、熊野御幸に旅立ちますがこの峠で萓の茎を折って箸にして食事をとろうとしたところ、茎から露がしたたり落ち、法皇は「これは血か、露か」と物哀しげに側近に尋ねたと伝えられ、以来、この峠を箸折峠と呼んでいるのです。
麓の里が近露というのもそんな故事に由来するのだとか。

また宝篋印塔の側らには、明治時代に法皇の旅姿を偲んで彫られた牛馬童子像と役行者像、八大龍王像が立ち、今では牛馬童子像が熊野古道の象徴的な存在になっていますが、あくまでも近代のもの。
近露の宝塔は、鎌倉時代の建立です。
江戸時代の『西国三十三所名所図会』にも「花山法皇経墳」(かざんほうおうきょうづか)として、石塔の前で旅人ふたりが手を合わせる図が描かれています。

箸折峠(近露の宝塔)へは、道の駅熊野古道中辺路から徒歩15分。

箸折峠(近露の宝塔)
名称 箸折峠(近露の宝塔)/はしおりとうげ(ちかつゆのほうとう)
所在地 和歌山県田辺市中辺路町近露
ドライブで 阪和自動車道南紀田辺ICから約33km
駐車場 道の駅熊野古道中辺路駐車場(18台/無料)
問い合わせ 田辺観光協会 TEL:0739-26-9929/FAX:0739-22-9903
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

近露王子

世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産となる熊野古道・中辺路(なかへち)。古道には俗に「熊野九十九王子」(くまのくじゅうくおうじ)と呼ばれる社が点在しますが、田辺市中辺路町近露にある近露王子(ちかつゆおうじ)は、滝尻王子に次ぐ準五

牛馬童子像

世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の熊野古道・中辺路(なかへち)。箸折峠(はしおりとうげ)の宝篋印塔(県指定文化財「近露の宝塔」)近くにある石像が、中辺路のシンボル的存在となっている牛馬童子像。牛馬2頭の背にまたがった牛馬童子

 

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