神功皇后の新羅遠征(三韓征伐)に従軍し、景行、成務、仲哀、応神、仁徳の天皇に仕えた(200年以上生きたことになります)という伝説上の官吏が武内宿禰(たけのうちのすくね)。和歌山には伝説が数多く残され、武内宿禰が産湯を使ったとされる武内宿禰誕生井が武内神社(安原八幡宮奥宮)近く、和歌山市松原に残されています。
武内神社長寿殿に産湯の井戸が
『日本書紀』景行3年2月には、神祇祭祀のために紀伊国阿備柏原に遣わされた皇族・屋主忍男武雄心命(やぬしおしおたけおごころのみこ)が紀直(きのあたい)の遠祖・菟道彦 (うじひこ)の女影媛を娶り、武内宿禰を生むーと記されています。
武内宿禰の母は紀伊国の紀氏一族(きいし=紀伊国造を世襲してきた紀直一族)の娘、つまりは紀伊国で誕生ということに。
その産湯の井戸というのが和歌山市松原にあり、武内神社(安原八幡宮奥宮)がその伝説を今に伝えています。
井戸は武内神社長寿殿という扱い。
その誕生地については、江戸時代に考証がなされ、紀州徳川家に子供がが生まれたときは、長寿にあやかるためこの井戸の水を産湯として用いています。
武内神社と安原八幡宮は1kmほど離れているのでご注意を。
名称 | 武内神社・武内宿禰誕生井/たけうちじんじゃ・たけうちのすくねたんじょうのい |
所在地 | 和歌山県和歌山市松原91 |
関連HP | 和歌山市公式ホームページ |
電車・バスで | 和歌山電鐵吉礼駅から徒歩25分 |
ドライブで | 阪和自動車道和歌山南スマートICから約4km |
駐車場 | あり/無料 |
問い合わせ | 和歌山市観光課 TEL:073-432-0001 |
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