和歌山県橋本市にある南海電気鉄道高野線の駅が、紀伊清水駅(きいしみずえき)。大正14年3月15日に開業した駅で、高野山参詣関連遺産として経済産業省の近代化産業遺産にも認定。駅の東側を高野参詣道の黒河道(世界遺産「高野参詣紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産)が通っています。
高野街道の要衝に位置する高野線の駅
駅近くの紀の川の渡船場跡には、宝暦2年(1752)の建立銘が刻まれる三軒茶屋大常夜燈籠(さんけんちゃやだいじょうやとうろう)があり、高野山で京大坂道と呼ばれ、京・大坂・堺から河内長野を経て高野山へ向かう高野街道の要衝だったことを今に伝えています。
現在の南海電気鉄道高野線は、高野山への参詣者を運ぶ高野鉄道として敷設された鉄道で、高野山参詣関連遺産として、極楽橋駅、九度山駅、高野下駅、紀伊細川駅、学文路駅、下古沢駅、上古沢駅、紀伊神谷駅、高野山駅、紀ノ川橋梁、丹生川橋梁、鋼索線(高野山ケーブルカー)とともに経済産業省の近代化産業遺産「社寺参詣や温泉観光・海水浴に端を発する大衆観光旅行の歩みを物語る近代化産業遺産群」にも認定されています。
紀伊清水駅 | |
名称 | 紀伊清水駅/きいしみずえき |
所在地 | 和歌山県橋本市清水558-4 |
関連HP | 南海電鉄公式ホームページ |
問い合わせ | 橋本駅 TEL:0736-32-2310/南海テレホンセンター TEL:06-6643-1005 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag