和歌山県橋本市、南海電気鉄道高野線の橋本駅〜紀伊清水駅間の紀ノ川に架かるのが、紀ノ川橋梁。高野線の前身である高野鉄道は、高野山参詣者の輸送が目的で敷設された路線で、高野山参詣関連遺産として経済産業省の近代化産業遺産にも認定される鉄道橋梁です。
近代化産業遺産にも認定される鉄道橋梁
橋本駅を出ると、大きくカーブを描いて紀ノ川を渡り、紀ノ川沿いに下流側に走って紀伊清水駅に入ります。
紀ノ川橋梁は橋長217m、橋脚は基礎部分が鉄筋コンクリートで、その上に石積みの橋脚が築かれ、桁橋+トラス橋がのっています。
大正4年に紀ノ川の畔に貨物駅の紀ノ川口駅を開業、さらに紀ノ川橋梁を架橋、大正13年11月1日に学文路駅まで延伸の際に開通しています。
紀ノ川の下流部に架かる南海本線紀ノ川橋梁は、上り線が明治36年、下り線が大正11年の完成で、明治期と大正期のトラス橋が上下線に並ぶ現役の鉄道施設として土木学会推奨土木遺産にもなっています。
紀ノ川橋梁(南海電気鉄道高野線) | |
名称 | 紀ノ川橋梁(南海電気鉄道高野線)/きのかわきょうりょう(なんかいできてつどうこうやせん) |
所在地 | 和歌山県橋本市向副 |
電車・バスで | 南海電鉄紀橋本駅から徒歩20分、伊清水駅から徒歩30分 |
ドライブで | 京名和自動車道橋本ICから約3km |
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