駐日英国大使アーネスト・サトウの本国への具申から明治39年に下関に建てられたイギリス領事館。ついで長崎、函館にも建てられましたが、現在も残っているのは長崎と下関だけ。旧下関英国領事館として保全され、国の重要文化財になっています。1階はヒストリールーム(旧文書室及び待合室)や赤レンガ室(旧海事監督官室)になっています。
領事館として使用する目的で建てられた建物では現存最古
領事館設置にあたり門司と下関が候補地となりましたが下関戦争後の講和条約締結時にイギリス側の通訳となったアーネスト・サトウのイギリス政府への進言で下関が選ばれたもの。
英国政府工務局上海事務所建築技師長のウィリアム・コーワン(William Cowan)の設計で、唐戸町に建てられています。
往時は、1階を領事、海事監督官(Shipping Clerk)、書記官(Writer)などの執務室に使い、2階をその住居(寝室2室、居間1室)としていました。
昭和16年に太平洋戦争の開戦で閉鎖されるまでイギリス領事館として使用され、戦後は下関警察署唐戸派出所、下関市考古館などに利用され、保存修理が行なわれた後の平成26年に再オープンしています。
今ではノスタルジックな赤レンガの洋館が、港町下関のシンボルに。
1階は、ヒストリールーム(旧文書室及び待合室)や赤レンガ室(旧海事監督官室)、そしてショップに、2階は「restaurant Liz」で、英国風にアフタヌーンティーも味わうことができます。
ランチ・ディナーではコース料理も用意。
旧下関英国領事館 | |
名称 | 旧下関英国領事館/きゅうしものせきえいこくりょうじかん |
所在地 | 山口県下関市唐戸町4-11 |
関連HP | 旧下関英国領事館公式ホームページ |
電車・バスで | JR下関駅からサンデン交通バス新下関駅方面行きで7分、唐戸下車、徒歩2分 |
ドライブで | 中国自動車道下関ICから約3.6km |
駐車場 | みらいパーク駐車場(390台/有料)、カモンワーフ駐車場(95台/有料) |
問い合わせ | 旧下関英国領事館 TEL:083-235-1906/FAX:083-235-1901 |
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