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「日本一の苔の景観」とも! 山犬嶽の美しい苔が見頃に!

山犬嶽

徳島県勝浦郡上勝町、樫原の棚田(かしはらのたなだ)近くにそびえる997.4mのピークが、山犬嶽(やまいぬだけ)。元禄14年(1701年)8月18日の豪雨により山犬嶽の山頂部分が崩落、高さ10m以下の多数の巨岩が苔むす奇勝を生み出していますが、その苔の群生地が7月初旬に見頃を迎えます。例年10月頃まで観賞に最適の季節です。

日本屈指の多雨と、多雨による山頂崩壊が奇観を生み出した!


登山口には大きな案内板があり、「道は羊腸にして石苔滑かなり、徒歩四〇分」と記されていますが、その通り、登山口から40分ほど歩いたところにコケの群生地が。
おもには杉林の道で雨でも歩くことはできますが、急な坂もあるので、歩きやすい靴と服装で。

梅雨時期に当たる7月初旬が狙い目というのは緑の美しさが増し、湿気の多いことでさらに輝きを増すからとのこと。

ちなみに、山犬嶽という名は、かつて山犬が口を開いたような岩石が山頂部にあったからといわれていますが、七日七夜にわたる大雨で山頂が崩落しているので、現在は由来となった岩はありません。
徳島県南部は日本屈指の多雨地帯で、年間降水量はなんと5000mmに達することも。
平成16年の台風10号の際、徳島県上那賀町海川(四国電力所管の海川観測点)では8月1日の日降水量が1317mmという日本記録となる雨量を計測するなど徳島県の山地部分はまさに多雨地帯です。

この多雨と、山頂崩落による巨岩、周囲を包む森が育むのが巨石群を覆う苔の奇観です。

「日本一の苔の景観」とも! 山犬嶽の美しい苔が見頃に!
開催日時 7月初旬〜10月頃
所在地 徳島県勝浦郡上勝町生実
場所 山犬嶽
関連HP 上勝町公式ホームページ
ドライブで 徳島自動車道徳島ICから約47km
駐車場 山犬嶽・樫原の棚田専用駐車場
問い合わせ 上勝町産業課 TEL:0885-46-0111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

山犬嶽

徳島県勝浦郡上勝町、樫原の棚田(かしはらのたなだ)近くにそびえる997.4mのピークが、山犬嶽。登山口から40分ほど歩いたところにあるコケの群生は例年7月初旬頃から、緑が鮮やかな見頃を迎え、10月頃まで美しさが続きます。雨後はとくにキラキラ

樫原の棚田

徳島県上勝町(かみかつちょう)にある樫原の棚田(かしはらのたなだ)は、勝浦川上流、樫原地区の急斜面に形成された棚田で、農林水産省の「日本の棚田百選」に選定されています。さらに下樫原、中樫原、上樫原の3集落と合わせ「樫原の棚田及び農村景観」と

 

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