山形県山形市、霞城公園(山形城の城跡公園)の二の丸東大手門近くに建つ美術館が山形美術館。「公立美術館より一段と幅広い県民の美術館」で、日本および東洋美術、郷土関係美術、フランス近代美術を3本柱する美術館。
与謝蕪村筆『紙本淡彩奥の細道図』は国の重文
山形新聞グループの総帥・服部敬雄(はっとりよしお)の提唱で、昭和39年に開館した歴史ある美術館。
与謝蕪村の『奥の細道図屏風』、松尾芭蕉の『出羽三山短冊』や郷土画家の作品、ミレーやモネなどフランス近代絵画、ロダンの彫刻などを幅広い作品を所蔵、常設展示。
企画展も常時開催されています。
1階の長谷川コレクション記念室には重要文化財の与謝蕪村『奥の細道図屏風』、松尾芭蕉『出羽三山短冊』、渡辺崋山『溪澗野雉図』など貴重な作品を展示。
『出羽三山短冊』は、「涼風やほの三か月の羽黒山」、「雲の峯いくつ崩れて月の山」、「かたられぬゆどのにぬらす袂かな」としたためられた短冊で「おくのほそ道」の本文に「坊に帰れば、阿闍梨の需に依て、三山順礼の句々短冊に書」と記されたとおりに、芭蕉が出羽三山の巡礼を終え坊(羽黒山南谷の玄陽院)に戻ったとき、会覚阿闍梨(出羽三山神社の別当代)の求めに応じて三山巡礼の句を書き贈ったもの。
長谷川コレクションのほか常設展示は、「新海竹太郎・新海竹蔵の彫刻」、「吉野石膏コレクション-珠玉のフランス近代絵画」、「服部コレクション-20世紀フランス絵画」と充実しています。
山形美術館 | |
名称 | 山形美術館/やまがたびじゅつかん |
所在地 | 山形県山形市大手町1-63 |
関連HP | 山形美術館公式ホームページ |
電車・バスで | JR山形駅から徒歩15分 |
ドライブで | 山形自動車道山形蔵王ICから約5.6km |
駐車場 | 27台/無料、山形市大手町駐車場(182台/有料) |
問い合わせ | 山形美術館 TEL:023-522-3090/FAX:023−622−3145 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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