山形県上山市、上山城の西側を南北に走る仲丁通り(武家屋敷通り)沿いに4軒並んで現存する中級武家屋敷のうちの1軒が山田家。今も個人所有のため、外観のみ見学が可能。庭には八幡堂堰から引いた水を湛えた池があり、往時を偲ばせてくれます。
茅葺き、曲り家の武家屋敷が現存
山田家の先祖は、常陸国茨城郡笠間(現在の茨城県笠間市)の出身で、元禄10年(1697年)、松平信通(まつだいらのぶみち)の上山移封時に伴って家臣となり、屋敷を構えまたと推測できます。
家禄は50石ながら、代々、惣領席(そうりょうせき)、馬廻席(うままわりせき=大名の護衛職)、さらに、寺社奉行、町奉行、軍奉行、勘定奉行などの奉行職、物頭(ものがしら=弓組・鉄砲組などの長)、大目付などの要職を歴任しています。
江戸、大坂など転勤も多く、江戸と国元も頻繁に往来していました。
現存する茅葺き、曲り家の建物は、文化元年(1804年)頃の築。
往時には松の大木があったことから主屋は「松蔭亭」と称していました。
上山藩武家屋敷・山田家 | |
名称 | 上山藩武家屋敷・山田家/かみのやまはんぶけやしき・やまだけ |
所在地 | 山形県上山市鶴脛町1-7-41 |
関連HP | 上山市公式ホームページ |
電車・バスで | JRかみのやま温泉駅から徒歩15分 |
ドライブで | 山形自動車道山形蔵王ICから約14km |
駐車場 | 上山城郷土資料館(上山城)駐車場を利用 |
問い合わせ | 上山市教育委員会 TEL:023-672-1111/FAX:023-672-3001 |
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