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十二滝

十二滝

山形県酒田市北俣を流れる相沢川に懸かる瀑布群が十二滝。二ノ滝(遊佐町)、玉簾の滝(酒田市)とともに庄内三名瀑(飽海三名瀑)に数えられるのが十二滝。山形県道362号(海ヶ沢松山線)途中に入口があり、十二瀧神社が鎮座しています。鳥海山・飛島ジオパークのジオサイトにもなっています。

河原滝、芯の滝と並ぶ2つの滝がビューポイント

美しい瀑布群、河原滝(右)と芯の滝

水汲み滝、南滝、九の滝、てんつき滝、抱き帰りの滝、天狗滝、火揚滝、白紙垂の滝、蛇の滝、河原滝、芯の滝、合格滝の総称で、河原滝と芯の滝が並んで落ちる景観は人気のビューポイントになっています。
十二瀧神社手前の休憩施設「滝の茶屋」(トイレもあります)が探勝の起点で、車も第一駐車場(滝の茶屋駐車場)まで侵入できます。
駐車場から徒歩5分で赤い吊橋、さらに徒歩5分で、瀑布群。
「滝の茶屋」より500mほど先にも駐車スペースがありますが、トイレもなく、台数も数台分と少ないので、「滝の茶屋」利用がおすすめです。

海底火山と、隆起、断層群が生んだ瀑布群

1000万年前〜600万年前、日本海の海底での火山活動で流出した溶岩流が固まった硬い流紋岩で、その後、300万年ほど前、地殻変動で出羽丘陵が隆起し(太平洋プレートの沈み込みに伴う東西圧縮)、海底の玄武岩が地表に現れたのです。

庄内平野の東縁に位置する出羽丘陵が、西から東に向かって階段状に高度と幅を増しているのは、そのため。
しかも庄内平野と出羽丘陵の境となる出羽丘陵西縁部分には断層群があり、硬い流紋岩という地質とともに十二滝という瀑布群を生み出しているのです。

鳥海山・飛島ジオパークのジオサイトにもなっています。

十二滝
名称 十二滝/じゅうにたき
所在地 山形県酒田市北俣奥山地内
関連HP 酒田観光物産協会公式ホームページ
電車・バスで JR酒田駅からタクシーで45分
ドライブで 日本海東北自動車道酒田中央ICから約16km
駐車場 滝の茶屋駐車場(20台)を利用
問い合わせ 平田総合支所建設産業課 TEL:0234-52-3915
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

二ノ滝

山形県飽海郡遊佐町、月光川(がっこうがわ)の上流、鳥海山の水を集めた南ノコマイ沢に落ちる落差25mの滝が二ノ滝。酒田市の玉簾の滝、十二滝とともに庄内三名爆(飽海三名爆)にも数えられています。駐車場より徒歩5分の場所には一ノ滝があり、さらに2

玉簾の滝

山形県酒田市升田、出羽丘陵を流れる日向川支流、滝ノ沢に懸かる落差63m、幅5mの巨瀑が玉簾の滝(たますだれのたき)で、山形県最大の直瀑。空海(弘法大師)がお告げにより発見したという伝承のある滝で、山岳密教の修験の地にもなっていました。鳥海山

日本一の滝王国・山形 観賞したい20瀑を紹介!

山形県内には230もの滝(落差5m以上)があり、滝の数では日本一。全国に2488ヶ所ある(平成元年、環境省の自然環境保全基礎調査)といわれる滝のうち1割が集中することに。山形県では「日本一の滝王国 山形」をPRしています。そんな山形県から代

 

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