山形県米沢市板谷にある奥羽本線の駅が板谷駅。奥羽本線の福島駅〜米沢駅間は、奥羽山脈の吾妻連峰を越える路線で、板谷駅は、標高545mで奥羽本線内では峠駅に次ぐ標高です。標高差を克服するために往時にはスイッチバックが行なわれ、板谷駅スイッチバック遺構は、経済産業省の近代化産業遺産に認定。
スノーシェルターはスイッチバックの遺構
明治32年5月15日、奥羽南線の福島駅〜米沢駅間の開通とともに開業。
当時は、蒸気機関車に牽引された客車、貨車がすべてスイッチバックしていました(赤岩駅、板谷駅、峠駅、大沢駅と4駅連続スイッチバックでした/赤岩駅は令和3年3月12日廃止)。
平成2年9月1日、山形新幹線開業に伴う改軌工事のため、スイッチバックを廃止し、ホームも本線に移設されています(ホームの北東側にスイッチバックの線路がのび、かつてのホームが残っています)。
現在のホームは、かつてスイッチバック駅であったころスノーシェルター内にありますが、このシェルターは、豪雪からポイントなどを守るために設置されたもの。
板谷駅から峠駅に向け長い板谷トンネルがありますが、峠駅までで77mも上っています。
「奥羽本線板谷峠のスイッチバック」(大沢駅・峠駅・板谷駅スイッチバック遺構)は、「山岳・海峡を克服し全国鉄道網形成に貢献したトンネル建設等の歩みを物語る近代化産業遺産群」として経済産業省の近代化産業遺産に認定。
板谷駅(板谷駅スイッチバック遺構) | |
名称 | 板谷駅(板谷駅スイッチバック遺構) |
所在地 | 山形県米沢市板谷 |
関連HP | 山形県公式ホームページ |
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