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甘利山

山梨県韮崎市と南アルプス市との境、南アルプス鳳凰三山の前衛に位置する標高1731.4mの山、甘利山(あまりやま)。韮崎市内から山頂近くまでは山梨県道613号(甘利山公園線)があり、手軽に富士山や甲府盆地の大パノラマを得ることが可能。初夏のレンゲツツジの名所としても有名ですが、それ以外は意外に穴場的な存在。


富士山と甲府盆地の大パノラマを得る

山梨県道613号(甘利山公園線)終点の甘利山駐車場から徒歩30分ほどで、山頂。
山頂一帯には、15万株のレンゲツツジの群落があり、5月下旬~6月中旬頃には、山一面が真紅に。

また、甘利山駐車場には喫茶「つつじ苑」があり、コーヒーや軽食などが味わうことができるほか、甘利山の自然保護の拠点としても機能しています(NPO法人甘利山倶楽部のベースです)。

甘利山と花崗岩の山である南アルプス鳳凰三山の間には、実は糸魚川-静岡構造線が通っています。
甘利山・千頭星山(せんとうぼしやま/標高2138.8m)と辻山(2585.0m)との間にある大馴鹿峠(おおなじかとうげ)に通っており、ここの東西で地層が異なるというわけです。

つまりは、南アルプスの山体を構成する地層とは異なり、もともとは南洋の海底にあったものがプレート移動と隆起で山となり、その後、八ヶ岳火山、茅ヶ岳火山(かやがたけかざん)などの火山灰が降り注いだもの。
つまりは、土壌は火山灰ベースで、レンゲツツジが育つわけです。

山上には甘利山グリーンロッジ、雲の上のキャンプ場もあり、夜景や日の出などの写真撮影、植物観察の基地として人気です。

ちなみに、喫茶「つつじ苑」は、鳳凰三山の山小屋、南御室小屋、薬師岳小屋と同経営で、鳳凰三山の情報なども入手できます。

なお、山梨県道613号(甘利山公園線)は幅員が狭いため、走行には十分な注意が必要で、大型車は通行できません。

甘利山
名称 甘利山/あまりやま
所在地 山梨県韮崎市旭町上條北割
関連HP NPO法人甘利山倶楽部公式ホームページ
電車・バスで JR韮崎駅からタクシーで50分
ドライブで 中央自動車道韮崎ICから約18km
駐車場 甘利山駐車場(80台/無料)
問い合わせ 韮崎市観光協会 TEL:0551-22-1991
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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