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笛吹桃源郷

笛吹桃源郷

桃の生産量日本一を誇る笛吹市は、4月ともなれば一斉に桃の花が開花し、まさに桃源郷と化します。なかでも一宮地区は御坂山系から笛吹川にかけての高台、扇状地に桃畑が広がるので、甲府盆地を隔てて雪を冠した南アルプスが眺望できます。花の見頃は例年4月上旬~中旬です。

ももの里温泉、釈迦堂遺跡博物館、花見台が3大展望スポット

国道20号(勝沼バイパス)、高台には中央自動車道も走るので、車窓から桃源郷を一望にしたり、釈迦堂パーキングエリアに車を入れてのんびりと眺めることも可能です。
さらに高台には山梨県道34号白井甲州線を走れば、果樹園の中に湧く「ももの里温泉」もあって、一帯は絶景スポットになっています。

南アルプスのうちでも3000m以上の3座が連なる白根三山(白峰三山=北岳、間ノ岳、農鳥岳)が真っ白にそびえるのが印象的。
とくに北岳は富士山に次ぐ日本第二の高峰(3192m)です。
逆にここからは御坂山系の影に隠れて富士山は眺めることができません。

笛吹市一宮町全域が桃源郷といった感じですが、あえて笛吹桃源郷の絶景スポットといえば、ももの里温泉、釈迦堂パーキングエリアに近い、釈迦堂遺跡博物館(標高460m/釈迦堂パーキングエリア上・下線から徒歩でアプローチ可能)、さらに標高600mの花見台(桃の里憩いの森公園)の3ヶ所。

甲斐国一之宮の浅間神社があることが一宮という地名の由来ですが、縄文時代早期から平安時代にかけての釈迦堂遺跡群があり、古くから拓けた地であることがよくわかります。
一宮町国分には奈良時代に聖武天皇の詔(みことのり)で建立された甲斐国分寺の跡もあります(甲斐国の国府の遺構は発掘されておらずいまも定かでありません)。

笛吹市では桃の開花に合わせて『桃源郷春まつり』が開かれるほか、釈迦堂遺跡博物館でも『釈迦堂花ウィーク』を開催。

 

笛吹桃源郷
名称 笛吹桃源郷/ふえふきとうげんきょう
所在地 山梨県笛吹市一宮町
関連HP 笛吹市公式ホームページ
電車・バスで JR石和温泉駅からタクシーで15分
ドライブで 中央自動車道一宮御坂ICから約4km
駐車場 ももの里温泉駐車場(50台)などを利用
問い合わせ 一宮町観光協会 TEL:0553-47-1111
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

一宮町花見台

笛吹桃源郷といわれる山梨県笛吹市一宮町にある桃畑越しに南アルプスを眺める眺望抜群の展望台が、一宮町花見台。一宮町の高台(標高600mほど)にあるため、周囲の桃の開花は少し遅いのが特徴。櫓のような展望台も建っており、残雪の南アルプスをを眺める

 

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