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北海道三大河川(石狩川・天塩川・十勝川)の河口へ!

北海道三大河川(石狩川・天塩川・十勝川)の河口へ!

北海道三大河川に数えられる石狩川・天塩川・十勝川。その幹川流路延長(本流の長さ)、流域面積も全国ランクの上位に入る河川ですが、注目は河口。信濃川、利根川など、一級河川の河口は港だったり、人工構築物に覆われる場所が多いのですが、北海道三大河川は、すべて、砂州がのびる自然の河口が現存しています。

石狩川河口

所在地:北海道石狩市
状況:発達した砂州の上の石狩灯台(昭和32年公開の映画『喜びも悲しみも幾歳月』ロケ地)が建ち、ハマナス群落のあるはまなすの丘公園に。
灯台入口のはまなすの丘公園駐車場に車を入れ、木道などを使って石狩川河口の探勝(石狩市海浜植物保護地区)が可能。
また海側にはあそびーち石狩(石狩浜海水浴場)が整備されています。

石狩川

大雪山系石狩岳の西斜面を源流に、石狩灯台が建ち、はまなすの丘公園が整備される石狩湾の河口まで、上川盆地、石狩平野を流れる北海道随一の長大な河川が石狩川。幹川流路延長は268kmで、信濃川、利根川に次いで日本第3位、流域面積1万4330平方キ

石狩灯台

石狩川の河口近く、石狩浜(石狩砂丘)に建つ灯台。すぐ近くまで車で進入でき、そこから灯台までは木道が続いています。日本海と石狩川に挟まれた砂丘地帯に建ってはいますが、周辺には緑が多く、天気のいい日は散策にも最適。海水浴の季節になると、辺り一面

はまなすの丘公園

石狩川の河口部と日本海を隔てる砂州に発達した全長1.5kmほどの砂丘地帯(石狩砂丘の一部)に広がるハマナスを中心としたお花畑。46haが「はまなすの丘公園」となっていて、木道を使って自然観察が可能。180種におよぶ海浜植物が自生し、このうち

天塩川河口

所在地:北海道天塩町・幌延町
状況:かつては木材の積み出しなどに活用された天塩川。河口の砂州、海岸砂丘には、天塩川口遺跡風景林内として整備され、続縄文時代、擦文時代(さつもんじだい)、オホーツク文化時代の竪穴住居跡が残る川口遺跡があり、遺跡内の歩道を歩けば、河口部を眺めることができます。

天塩川

北見山地の天塩岳(てしおだけ/標高1557.7m)を源流に、名寄盆地を北に流れ、道北の天塩町で日本海に流れ出る、北海道第2の河川が天塩川(てしおがわ)。幹川流路延長は256kmで、石狩川に次いで日本第4位の長大な河川です。流域面積は5590

川口遺跡

北海道天塩町、天塩川河口の川口遺跡風景林にある続縄文時代から擦文時代、オホーツク文化時代の遺跡が川口遺跡。森のなかに竪穴式住居跡230基が発見され、竪穴式住居も2基復元されています。日本海オロロンライン・道道106号沿いの駐車場(南口)から

十勝川

所在地:北海道豊頃町
状況:十勝川の河口では堆積した砂浜と砂州を伴って海とぶつかる地で、厳冬期には「ジュエリーアイス」が出現します。
大津海岸駐車場に車を入れて、河口の探勝ができます。

十勝川

大雪山系十勝岳(2077m)の南斜面を源流に、豊頃町で太平洋に注ぐまで、十勝平野を潤す北海道屈指の長大な河川が十勝川。幹川流路延長は156kmで、北海道第3位、日本第16位、流域面積9010平方キロは石狩川に次いで北海道第2位の規模で、日本

十勝川河口

北海道中川郡豊頃町と、北海道十勝郡浦幌町の境にあるのが十勝川河口。十勝川は、幕末の探検家・松浦武四郎が「是れ東部第一の川にして、此国の母川とし、石狩を父川とす」(『十勝日誌』)と記した大河。流域面積は北海道2位(道東1位)、国内6位。あまり

北海道三大河川(石狩川・天塩川・十勝川)の河口へ!
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