「駅のない市」で日本一人口が多いのは、どこ!? という質問に答えられる人は、かなり少ないはず。たぶん、地元の人ですら知らないデータかと思いますが、正解は沖縄県第二の都市である沖縄市で、令和7年6月1日現在の人口が、14万1394人となっています。
TOP3は沖縄市、うるま市、宜野湾市で沖縄本島が独占
沖縄本島を走る「ゆいレール」(沖縄都市モノレール)は全線が軌道法に則って築かれており、「沖縄県内に存在する唯一の鉄軌道路線」、つまりは鉄道ということに。
沖縄県ではこの「ゆいレール」が走っていない都市が有力候補ということになります(那覇市、浦添市は除外)。
TOP3は沖縄市、うるま市、宜野湾市(ぎのわんし)と沖縄本島の3市が占めています。
4位が鹿屋市で、昭和62年3月14日に国鉄・大隅線(おおすみせん)が廃線となり、駅のない市となりました。
5位の神栖市(かみすし)は、厳密にいえば鹿島臨海鉄道鹿島臨港線の神栖駅がありますが、貨物駅のため、該当することに。
昭和53年〜昭和58年まで旅客営業を行なっていましたが、需要が少ないために貨物駅になっています。
鹿島臨海工業地帯の輸送を担う駅ですが、実は地元でも知らない人が多い駅となっています。
6位には綾瀬市がランクイン。
綾瀬駅(あやせえき)があるのは、東京都足立区で、東京メトロ・千代田線とJR常磐線の駅で、綾瀬市とは関係ありません。
実は綾瀬市には東海道新幹線が通っていて、鉄道の走る町ではあるのですが、旅客駅はありません。
7位は東京都の武蔵村山市。
東京都内で唯一、「駅のない市」に。
以下、南アルプス市(昭和37年まで「ボロ電」と呼ばれた山梨交通電車線の駅がありました)、天草市、八女市(昭和60年4月1日、国鉄・矢部線廃止で駅なしに)と続きます。
「駅のない市」 人口の多い順TOP10
順位 | 市町村名 | 都道府県名 | 人口 |
1位 | 沖縄市 | 沖縄県 | 14万1394人 (令和7年6月1日現在) |
2位 | うるま市 | 沖縄県 | 12万7057人 (令和7年5月31日現在) |
3位 | 宜野湾市 | 沖縄県 | 10万297人 (令和7年5月31日現在) |
4位 | 鹿屋市 | 鹿児島県 | 9万6703人 (令和7年5月1日現在) |
5位 | 神栖市 | 茨城県 | 9万3421人 (令和7年5月31日現在) |
6位 | 綾瀬市 | 神奈川県 | 8万2646人 (令和7年6月1日現在) |
7位 | 武蔵村山市 | 東京都 | 7万497人 (令和7年6月1日現在) |
8位 | 南アルプス市 | 山梨県 | 7万113人 (令和7年6月1日現在) |
9位 | 天草市 | 熊本県 | 6万8213人 (令和7年6月1日現在) |
10位 | 八女市 | 福岡県 | 5万9059人 (令和7年5月31日現在) |
超難問! 「駅のない市」で日本一人口が多いのは、どこ!? TOP10を紹介 | |
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