滋賀県では令和元年度から、築城後たった7年で消滅した「幻の安土城」復元プロジェクトを開始していますが、その一環で、クラウドファンディングを利用して「滋賀県立安土城考古博物館」の展示リニューアルを予定しています。返礼品が「織田信長からの感謝状」など、注目です。
特別感謝状は、「偽文書⁉ 信長からのお礼状」
織田信長の「天下布武」の拠点となった安土城は天正7年(1579年)に築城後、わずか7年足らずで消滅したことから、その実像は謎が多く「幻の城」とも称されています。
滋賀県では、安土城の価値・魅力を発信し、「安土城築城450年」となる令和8年に向けて、令和元年から「幻の安土城」復元プロジェクトを進めています。
その一環として行なわれているのが「滋賀県立安土城考古博物館」の展示リニューアル。
地形模型へのプロジェクションマッピング、壁面へCGを使ったグラフィックパネル展示を行ない、安土城を体感できるように変化する予定です。
この費用の一部をクラウドファンディングで賄おうというものですが、返礼品が「信長が書いた手紙の文言を引用して作成する信長からのお礼状風感謝状」、令和7年3月実施の内覧会への招待、現地解説付きの安土城満喫ツアーへの招待、安土城跡の発掘調査の活動体験、出土品整理調査体験ができるコースなど、ユニークなギフトが盛りだくさんで、大注目。
寄附すれば、さらに安土城の価値や魅力を知ることができるという仕組みです。
クラウドファンディングは11月6日(水)〜12月27日(金)に受付。
専用の応募サイトで申し込むことができます。
特別感謝状(偽文書⁉信長からのお礼状)は、1万円。
特別感謝状(明日誰かに話したくなる文化財豆知識)と内覧会へのご招待は1万5000円、安土城満喫ツアー(平成の大調査!安土城跡の30年)は3万円、安土城跡の発掘調査をお手伝い!は5万円の寄付の返礼品です。
クラウドファンディングによる寄附は展示リニューアルに活用
●導入部分:ホワイトモデル(地形模型)へのプロジェクションマッピングと壁面へのグラフィックパネル展示
●シアター:ドラマ仕立てで歴史に興味が薄い方でも楽しめる映像
・映像1:織田信長と安土城~宣教師ヴァリニヤーノが見た天下人の城織田信長と巡察使ヴァリニヤーノが対話する形で、天下人への歩みや安土選定の理由、安土城築城の意義を信長が語る。
・映像2:よみがえる安土城天主復元研究をはじめとする、安土城の調査研究の最新状況をCGや発掘調査の映像などビジュアルを駆使して解説し、現地への興味関心をかきたてる。
織田信長から感謝状が届く!? 滋賀県立安土城考古博物館がクラウドファンディングを実施 | |
開催日時 | 2024年11月6日(水)〜12月27日(金) |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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