【意外に知らない】 「ゆりかもめ」など、新交通システムはすべてゴムタイヤ!

ゆりかもめ

小型・軽量でゴムタイヤの付いた電車車両をコンピューターによって運行管理するシステムがAGT(Automated Guideway Transit)。「ゆりかもめ」など、新交通システムと呼ばれる交通手段、実は意外に知られていませんが、すべてゴムタイヤで、レールと車輪はありません。

昭和56年2月5日開業の「ポートライナー」が最初

日暮里・舎人ライナー
日暮里・舎人ライナー

自動案内軌条式旅客輸送システム(AGT)を日本国内では、新交通システムと呼び、旧来の鉄道と区分しています(広義にはモノレール、リニアモーターカーなど新しい交通システム全般を指します)。

鉄道ファンにとってはあたりまえのことですが、新交通システム(狭義)は、すべて動輪はゴムタイヤです。

東京の「ゆりかもめ」、「日暮里・舎人ライナー」、埼玉の「ニューシャトル」、「レオライナー」(西武鉄道山口線)、千葉の「山万ユーカリが丘線」、神奈川の「金沢シーサイドライン」、大阪の「Osaka Metro南港ポートタウン線」、神戸の「ポートライナー」、「六甲ライナー」、広島の「アストラムライン」が新交通システムに該当します。

日本初の営業路線としての新交通システムは、昭和56年2月5日開業の「ポートライナー」(神戸新交通ポートアイランド線)で開業から半世紀近くの歴史を有しています。

鉄道や地下鉄ほどの大量輸送の需要がなく、トラム(路面電車)やバスでは輸送力が補えない中間の輸送量を担う交通手段のため、「中量軌道輸送システム」とも称されています。


過去には愛知県小牧市にも「ピーチライナー」が走っていましたが、需要不足で廃止されているので、必ずしも安泰というわけではありません。

「レオライナー」(西武鉄道山口線)
「レオライナー」(西武鉄道山口線)
【意外に知らない】 「ゆりかもめ」など、新交通システムはすべてゴムタイヤ!
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