サイトアイコン ニッポン旅マガジン

登窯広場 展示工房館

登窯広場 展示工房館

愛知県常滑市、六古窯のひとつ常滑焼の歴史を辿る「やきもの散歩道」Aコースの中間、登窯(陶栄窯)の横あるのが登窯広場展示工房館。登窯広場は、散歩道の休憩スポットで、東屋、水琴窟、陶壁、オブジェなど配され、併設の登窯広場展示工房館では、陶芸体験(絵付け体験、予約優先)も可能。

「両面焚倒焔式角窯」を保存

柴田正明作『時空』

登窯広場展示工房館には、明治期に導入された出入口が2ヶ所ある「両面焚倒焔式角窯」(りょうめんだきとうえんしきかくがま)が保存され見学することができます。
薪を燃料に使った燃費の悪い登窯に代わるものとして、明治時代の後期に開発されたのが倒焔式角窯(石炭窯と通称)です。

大正10年頃に造られた石炭焚きによる両面焚倒焔式角窯で、戦前は、硫酸瓶、焼酎瓶、土管、急須などを、戦後は盆栽鉢を焼いていました(昭和30年頃から燃料は重油に変わっています)。

絵付け体験は、土管や招き猫、丸皿に絵を描くもので、当日空きがあれば予約なしでもOK(所要は1時間ほど、出来上がりは1ヶ月後で地方発送も可能)。
自宅のオーブンで焼き付けることができるオーナメントづくりも用意されています。

登窯広場には常滑の陶芸家・柴田正明(しばたまさあき)作『時空』(セラミックアート)、水琴窟(すいきんくつ)などもあるので、あわせて見学を。

登窯広場 展示工房館
名称 登窯広場 展示工房館/のぼりがまひろば てんじこうぼうかん
所在地 愛知県常滑市栄町6-145
関連HP 登窯広場 展示工房館公式ホームページ
電車・バスで 名鉄常滑駅から徒歩15分
ドライブで 知多半島横断道路常滑ICから約1.2kmで陶磁器会館
駐車場 陶磁器会館駐車場(40台)、やきもの散歩道大駐車場(40台)/無料、土・日曜、祝日は有料
問い合わせ 登窯広場 展示工房館 TEL:0569-35-0292/FAX:0569-35-0292
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

でんでん坂

愛知県常滑市、常滑焼の窯元などを巡り、その歴史を辿ることのできる「やきもの散歩道」Aコースの途中、廻船問屋瀧田家の横にあるのが、でんでん坂。「やきもの散歩道」では土管坂が有名ですが、絵になるシーンとしては負けず劣らずの坂道になっています。廻

登窯(陶栄窯)

愛知県常滑市の「やきもの散歩道」Aコース途中にあるのが登窯(陶栄窯)。常滑の登窯は天保5年(1834年)に導入され、明治時代の末には60基もの登窯があったといわれています。残念ながら現存するのは明治20年頃に造られ、昭和49年まで現役だった

常滑市陶磁器会館

愛知県常滑市、常滑焼で栄えた地を巡る「やきもの散歩道」の起点となっているのが常滑市陶磁器会館。「日本六古窯」(常滑、瀬戸、信楽、丹波、備前、越前)に数えられる常滑焼の紹介、展示、さらには伝統工芸士がつくった本格的な急須、招き猫などの販売を行

土管坂

常滑(とこなめ)の「やきもの散歩道Aコース」途中にある両側の壁に土管が埋め込まれた小さな坂道。明治に薪で焼いた土管と、昭和初期に石炭で焼いた焼酎瓶が左右の壁に使われています。足元の道には、土管の焼成時に使われた「捨て輪」と呼ばれる廃物が埋め

SPACEとこなべ

愛知県常滑市、「やきもの散歩道」Aコース途中、登窯(陶栄窯)近くにある3階建ての古い窯場を再生したギャラリー兼ショップが、SPACEとこなべ。有名作家から若手作家まで作家ものの素敵な作品が木造の店内に数多く並べられています。古い窯場を再生し

常滑・やきもの散歩道

常滑焼きの産地として知られる愛知県常滑市は、およそ1000年前から焼き物が焼かれ、日本六古窯に数える焼き物の町。やきもの散歩道のAコースは、「常滑市陶磁器会館」を起点に、散策が楽しめる小径。石垣の代わりに土管を敷き詰めた土管坂、レンガ造りの

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了