でんでん坂

でんでん坂

愛知県常滑市、常滑焼の窯元などを巡り、その歴史を辿ることのできる「やきもの散歩道」Aコースの途中、廻船問屋瀧田家の横にあるのが、でんでん坂。「やきもの散歩道」では土管坂が有名ですが、絵になるシーンとしては負けず劣らずの坂道になっています。

廻船の入港を知らせた「でんでん山」に由来

でんでん坂

でんでん坂という坂名の由来は、坂の南側の山が廻船を見張る「伝の山」だったことから、でんでん山に転じたという説が有力。

常滑の坂道には、チョウゴロウの坂など、一般的には坂の途中にある家の屋号を付けたものが多いのですが、「タキタ坂」などでなく、でんでん坂となったのにはそんな廻船問屋時代の歴史から。

土管を焼いた時に使った焼き台「ケサワ」を埋め込み、壁側に焼酎瓶を嵌めて修景に活用している点は、土管坂と同じです。

「やきもの散歩道の文化的景観」は、日本遺産「きっと恋する六古窯ー日本生まれ日本育ちのやきもの産地ー」の構成資産になっています。

でんでん坂
でんでん坂
名称 でんでん坂/でんでんざか
所在地 愛知県常滑市栄町4-75
電車・バスで 名鉄常滑駅から徒歩10分
ドライブで 知多半島横断道路常滑ICから約1.2kmで陶磁器会館
駐車場 陶磁器会館駐車場(40台)、やきもの散歩道大駐車場(40台)/無料、土・日曜、祝日は有料
問い合わせ 常滑市観光協会 TEL:0569-34-8888/FAX:0569-34-8880
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

土管坂

常滑(とこなめ)の「やきもの散歩道Aコース」途中にある両側の壁に土管が埋め込まれた小さな坂道。明治に薪で焼いた土管と、昭和初期に石炭で焼いた焼酎瓶が左右の壁に使われています。足元の道には、土管の焼成時に使われた「捨て輪」と呼ばれる廃物が埋め

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