サイトアイコン ニッポン旅マガジン

国府駅

国府駅

愛知県豊川市久保町葉善寺、名鉄名古屋本線と豊川線との乗り換え駅が、国府駅(こうえき)。豊川線の起点駅で0キロポストも立っています。豊川稲荷駅よりも乗降客の多い豊川市の拠点駅で、三河国府があったことに由来する駅名です。名鉄の難読駅名のひとつ。

三河国府のある国府町(こうまち)の玄関駅として開業

大正15年4月1日、名鉄の前身、愛知電気鉄道豊橋線・東岡崎駅〜小坂井駅開通時に開業した駅。
豊川市内線(現在の豊川線)の開業は、戦時下の昭和20年2月18日です。
全長8kmという直線区間にあり、実は国府駅の直線区間は、私鉄の最長直線区間になっています。

豊川線との乗り換え駅のため、快速特急以外が停車する特急停車駅。
駅舎は昭和62年12月23日、近代的な橋上駅舎となり、駅周辺も商業施設が多く、便利です。

豊川稲荷始発の豊川線の電車は大部分が、名古屋本線・名古屋方面に直通。
逆に豊川稲荷行きの電車も名古屋方面からの急行、準急が豊川線に直通しています。

駅名が三河国府駅(みかわこくふえき)でなく国府駅(こうえき)となったのは国府村(こうむら/明治39年から国府町)の玄関駅だったから。
室町時代には府中と呼ばれていましたが、その後、国府(こう)に転訛したもの。
愛知県では尾張国府に近い尾張大國霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ)も国府宮(こうのみや)と通称され、名鉄(名古屋本線)の駅名も国府宮駅です。

国府駅東口から三河国府跡、三河総社へは徒歩10分ほど。
駅から徒歩5分の船山古墳は、5世紀後半頃(古墳時代中期)の築造、墳丘長95mという東三河では最大の前方後円墳。
周辺には三河国分寺跡、三河国分尼寺跡(三河国分尼寺跡史跡公園)もあり、一帯が古代の三河の中心地ということに。

国府駅
名称 国府駅/こうえき
所在地 愛知県豊川市久保町葉善寺35
関連HP 名鉄公式ホームページ
問い合わせ 国府駅 TEL:0533-87-2415
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

三河国府跡(曹源寺)

愛知県豊川市白鳥町にある曹洞宗の寺、曹源寺。合併して豊川市になっていますが、一帯はかつての国府町(こうちょう)で、三河国の国府が存在していた三河国府跡。しかも三河総社(白鳥総社)の東側にある曹源寺の境内が国庁の正殿があった場所だと判明してい

三河国総社

愛知県豊川市白鳥町に鎮座する古社が、三河国総社(三河総社)。隣接して三河国の国府の遺構が発掘される白鳥遺跡(曹源寺周辺)があり、律令制の始まった時代の三河国の中心にあたります。国司が国内に鎮座する神社を巡拝する慣習を簡略化するため、平安時代

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了