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川原毛地獄

栗駒国定公園内の西の玄関口にあたり、岩手・宮城・山形県境とも近い、秋田県南東部の湯沢市高松岳山中に広がる火山性の地熱帯が川原毛地獄。標高800m、約5haの火山荒原では、昭和41年まで硫黄が採掘されており、今も至るところから強烈な臭気とともに火山ガスが噴出。日本三大地獄(地獄三霊地)にも数えられています。

日本三大地獄に数えられる奇観

自噴する源泉がそのまま流れる渓流、奇岩怪石や山肌がむき出しとなったザレ場がどこまでも続く光景は、まさに地獄の雰囲気そのもの。
また周辺一帯は、その恐ろしい奇観と山並みから、かつては多くの修験者を集めたという信仰の地。

その歴史は古く、開山は平安時代初期、807(大同2)年にまで遡るという。
青森県の恐山(おそれざん)、富山県の立山(地獄谷)とともに、日本三大地獄(霊地)のひとつにも数えられていますが、鉱山開発のため、霊山的雰囲気はやや薄れています。

現在は、川原毛地獄、針山地獄など、各地獄めぐる所要1時間の遊歩道も整備されていますが、周囲は火山性ガスの濃度も高く、火傷するほどの熱湯が流れている川もあるので散策にあたっては注意が必要です。

「血の池地獄」からの沢水は、その湯が滝となって落下する「湯滝」で、滝壺自体が天然の露天風呂と化した「川原毛大湯滝」。
東北屈指の秘湯として名高い湯滝ですのであわせて寄り道を。

近くにある「上の岱地熱発電所」とともに、ゆざわジオパークのジオサイト「高松(三途川・川原毛)」にもなっています。

川原毛地獄
名称 川原毛地獄/かわらげじごく
所在地 秋田県湯沢市高松番沢
関連HP 湯沢市公式ホームページ
電車・バスで JR湯沢駅から羽後交通バス泥湯温泉行きで1時間5分、終点下車、徒歩1時間(冬季運休)
ドライブで 湯沢横手道路須川ICから約23.5km
駐車場 50台/無料
問い合わせ 湯沢市観光・ジオパーク推進課 TEL:0183-73-2111/FAX:0183-73-2117
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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