秋田県湯沢市稲庭町にある万延元年(1860年)創業という稲庭うどんの老舗が佐藤養助総本店。参勤交代の折には秋田藩の江戸献上品として、また明治時代、『内国勧業博覧会』の出品を契機に宮内庁御用達にもなり、「稲庭うどんの歴史は、佐藤養助の歴史」ともいわれています。
稲庭うどんの歴史はこの店から始まった!
すでに江戸時代初期には、現在の湯沢市稲庭町の小沢集落に伝わっていた、ともいわれる稲庭うどん。
その味を確立したのが、佐藤吉左エ門。
これが創業者の2代目・佐藤養助へと伝授され、以来その技術は、一子相伝(いっしそうでん=子ひとりだけに奥義を伝承)で代々「佐藤養助」の名のもとに受け継がれています。
「練る、綯(と)う、延ばす」という昔ながらの製法は、のどごしの滑らかさが断然違う逸品。
「稲庭干饂飩」は、秋田、湯沢、横手など、県内直営店をはじめとする各店で購入できますが、地元湯沢市稲庭町にある佐藤養助総本店では、製造工程の見学も可能。
製造工程の見学コーナーのほか、お食事処、総本店限定の品や秋田の特産品を販売するショップ、観光案内コーナーまであり、充実した内容に。
前日までに予約すれば、体験工房で所要60分の製造体験コース、所要90分の製造・調理体験コースなど、稲庭うどんの手作り体験も可能。
県内ではほかに、横手市増田町にある「佐藤養助 漆蔵資料館」も必見。
江戸末期から大正時代の築造という蔵造りの建物で、内蔵の梁や床は漆塗りという豪奢なもの。
館内では、佐藤家に伝わる貴重な資料とともに稲庭うどんの歴史を解説。
2階の資料展示室をはじめ、囲炉裏が切られた板の間で、「比内地鶏ご飯と稲庭うどんセット」などが味わえる食事処があります。
佐藤養助総本店 | |
名称 | 佐藤養助総本店/さとうようすけそうほんてん |
所在地 | 秋田県湯沢市稲庭町稲庭229 |
関連HP | 佐藤養助総本店公式ホームページ |
電車・バスで | JR湯沢駅から羽後交通バス皆瀬方面行きで20分、新城下車、すぐ |
ドライブで | 湯沢横手道路湯沢ICから約14km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 佐藤養助総本店 TEL:0183-43-2911 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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