秋田県湯沢市、古館山の湯沢城跡(湯沢中央公園)の麓、湯沢市街の中心地にある湧水が力水(ちからみず)。湯沢を治めた佐竹南家が御用水として使ったという歴史ある湧水で環境省の名水百選に選定されています。明治半ばまでは生活用水に利用され、お茶などにも使われてきました。この水を飲むと力が出るというのが名の由来です。
佐竹南家の居館の生活用水
慶長7年(1602年)、佐竹義宣(さたけよしのぶ)の常陸国・水戸から秋田転封に伴い、佐竹南家(さたけみなみけ)3代・佐竹義種(さたけよしたね)が城代として湯沢城に入り城を整備しました。
元和6年(1620年)、元和の一国一城令で湯沢城は破却されましたが、佐竹南家は所預(ところあずかり)として湯沢一帯を治めました。
その居館があったのが現在の湯沢市役所一帯(菩提寺は清涼寺)。
町名が佐竹町というのもその証(あかし)です。
湯沢市役所の目の前にあるのが佐竹南家の生活用水だった力水です。
力水一帯が根小屋という地名なのは、家臣団の住居があったから。
古館山に生い茂るナラの木などが水源を涵養していますが、近年、水量が減少傾向にあります。
環境省の名水百選に秋田県内で選定されるのは、力水のほか美郷町の六郷湧水群があります。
名称 | 力水/ちからみず |
所在地 | 秋田県湯沢市古館山 |
関連HP | 湯沢市観光物産協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR湯沢駅から徒歩10分 |
ドライブで | 湯沢横手道路湯沢ICから約1.5km |
駐車場 | あり |
問い合わせ | 都市計画課都市計画班 TEL:0183-73-2156 |
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