「宗谷」、「ふじ」、「しらせ」、歴代南極観測船に会いに行こう!

南極観測船

白瀬矗(しらせのぶ)が明治45年に南極に上陸した際の「開南丸」は木造帆船で現存していませんが、国家事業としての南極観測船・初代の「宗谷」(そうや)、2代目の「ふじ」、3代目の「しらせ」(初代)は現存し、見学することができます(「しらせ」の見学は予約が必要)。

初代 「宗谷」|東京都

昭和31年〜昭和37年|第1次観測隊〜第6次観測

所在地:東京都品川区東八潮3-1
公開時期:昭和54年5月1日、南極観測船「宗谷」として船の科学館で公開開始
艦番号:PL107
基準排水量:3800t
全長:83.7m
速力:12.3ノット
出力:4800馬力
砕氷能力:1.2 m(第1次は1.0m)

南極観測船「宗谷」

南極観測船「宗谷」

東京都品川区、東京臨海副都心(お台場)にある船の科学館(本館は展示を休止)に附属する展示施設が、南極観測船「宗谷」。昭和31年11月8日から日本初の「南極観測船」として6次の南極観測を支え、第一次南極観測隊ではタロとジロの物語を生んだのがこ

2代目 「ふじ」|名古屋市

昭和40年〜昭和58年4月|第7次観測隊〜第24次観測

所在地:愛知県名古屋市港区港町1-9
公開時期:昭和60年8月、名古屋港ガーデンふ頭で一般公開開始
艦番号:AGB-5001
基準排水量:5250t
全長:100m
速力:17.2ノット
出力:1万2000馬力
砕氷能力:最大6m

南極観測船「ふじ」

南極観測船「ふじ」

愛知県名古屋市港区の名古屋港ガーデンふ頭に係留、公開されるのが、南極観測船「ふじ」。「ふじ」は、昭和40年の進水から18年間、南極の極地観測に使用されていた全長100mの観測船(砕氷船)。本格的な砕氷艦としては日本で最初の船で、当時の姿がそ

3代目 「しらせ」|船橋市

昭和58年〜平成20年|第25次観測隊〜第49次観測

所在地:千葉県船橋市高瀬町2 京葉食品コンビナート南岸壁
公開時期:平成22年5月2日、千葉県船橋港で一般公開(株式会社ウェザーニューズ所有)
艦番号:AGB-5002
基準排水量:1万1600t
全長:134.0m
速力:19ノット
出力:3万馬力
砕氷能力:3ノットで1.5 m厚の氷を連続砕氷

SHIRASE5002(南極観測船「しらせ」)

SHIRASE5002(南極観測船「しらせ」)

千葉県船橋市高瀬町、サッポロビール千葉ビール園の南、京葉食品コンビナート南岸壁に係留されるのが、SHIRASE5002(南極観測船「しらせ」)。3代目南極観測船として昭和58年〜平成20年の間、南極観測に活躍した船で、現在は、ウェザーニュー

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