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青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸

青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸

東京オリンピックの直前、昭和39年8月12日就航した「八甲田丸」は歴代の青函連絡船55隻のなかで23年7ヶ月と現役期間が一番長かった連絡船で、昭和63年3月13日の青函連絡船の最終航行も「八甲田丸」が務めています。現役を退いた後、青森港に記念艦として係留保存されています。展示物は経済産業省の近代化産業遺産に認定。

青森と函館を結んだ青函連絡船のフラッグシップが記念艦に

車両甲板に展示の気動車キハ82系
防音装置と冷暖房が整う統括制御室

地下1階のエンジンルーム(単動4サイクルトランクピストン排気ターボつきディーゼルエンジン1600馬力8基)、貨物車両を搭載する車両甲板(貨物車48両搭載型)が見学できるほか、2階の紱毯敷の船室スペースは、多目的ホールに変身。
エンジンルームの見学は、4基搭載されている第1主機室、総括制御室のみとなっています。

車両甲板には、貴重なスユニ50 509・スユニ50 510(郵便荷物車)や、当時は安全上の理由で搭載不可だった気動車キハ82系など9両が展示されています。
3階は、当時グリーン船室として使われていたスペースで、乗船椅子(着席可能)や寝台室、船長室、事務長室が見学できます。
さらに4階がブリッジ(操舵室)で、甲板へ出ると煙突部を展望台にした煙突展望台(冬季は閉鎖)も備えられています。

そのほか、3階に昭和30年代の青森駅前をジオラマで再現した「青函ワールド」(東京・お台場の船の科学館に係留された「羊蹄丸」にあった施設)、「青函鉄道連絡船記念館」(資料展示の施設)になっています。

グリーン船室を再生した「青函鉄道連絡船記念館」には歴代青函連絡船の模型、写真、寝台室、船長室、事務長室、サロン会議室・船内用備品、乗船券、乗組員資料などが展示されています。

往時のままに残るブリッジ(操舵室)
煙突が展望台に変身

青函連絡船時代の八甲田丸

煙突のマークはJNR(日本国有鉄道)に

昭和39年7月31日、三菱重工神戸造船所にて竣工。
昭和39年8月12日、初就航。
シンボルマークは「八甲田山景と睡蓮沼」。
昭和63年3月13日、青森17時05分発、函館20時55分着の青函連絡船下り最終便となった7便として運航終了。
全長132.0m、全幅17.9m、速力18.2ノット、総トン数5382.65トン、旅客定員1286名、積載車両ワム48、両航送自動車12台。
使用エンジン=川崎MAN単動4サイクルトランクピストン排気ターボ付ディーゼルエンジン(1600馬力8基)。

「青函ワールド」の青森駅ジオラマ
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
名称 青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸/せいかんれんらくせんめもりあるしっぷはっこうだまる
Seikan Ferry Memorial Ship Hakkodamaru
所在地 青森県青森市柳川1-112-15地先
関連HP 青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸公式ホームページ
電車・バスで JR青森駅から徒歩5分
ドライブで 東北自動車道青森中央ICから約5.5km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 TEL:017-735-8150/FAX:017-735-8170
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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