夏休みに「青春18きっぷ」で、琵琶湖一周の旅にという手もありますが、JR西日本の「大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例」を利用して、まず山科駅で大津駅まで乗車券190円を購入、近江塩津駅まで湖西線を利用、さらに米原駅から東海道線で大津駅で下車すれば、琵琶湖一周190円の旅が実現します。
大阪近郊区間の特例を利用し、一筆書きの鉄道旅を楽しむ
途中駅の数はなんと46駅、営業キロで163km、新快速などを利用しても3時間弱の旅ですが、残念ながら途中下車はダメ(琵琶湖一周の間は、改札を出ることはできません)。
「大都市近郊区間内のみを普通乗車券で利用の場合は、実際に乗車する経路にかかわらず、最も安くなる経路で計算した運賃で乗車することが可能」というのが大都市近郊区間内の特例運賃計算で、東京近郊区間、新潟近郊区間、仙台近郊区間、福岡近郊区間、そして大阪近郊区間が設定されています。
条件としては、「重複しない限り乗車経路は自由に選べますが、途中下車は不可」ということで、鉄道ファンは「一筆書きのルート」と呼んで、いかに長いルートに乗るのかを楽しむ人もいます。
注意したいのはIC乗車券での乗車で、IC乗車券は制限時間2時間となっているので(駅員にいちいち説明することになります)、券売機できっぷを購入しての乗車がおすすめです。
万一車内改札があれば「一筆書きで大周りしている」旨を告げればOK。
東京近郊区間では、大晦日と元日の終夜運転の特例を狙って、1000kmの旅にチャレンジする人も位ますが、ヘトヘトクタクタになるだけなので、一般の関西人なら琵琶湖一周程度が狙い目です。
上級者は大阪駅〜福島駅(大阪環状線)のきっぷ140円を購入し、大阪駅〜(京都線・琵琶湖線)〜草津駅〜(草津線)〜柘植駅〜(関西本線・大和路線)〜奈良駅〜(万葉まほろば線)〜高田駅〜(和歌山線)〜和歌山駅〜(阪和線)〜天王寺駅〜(環状線外回り)〜福島駅という大回り一筆書きルートにチャレンジする人もいますが、9時間弱という長旅で、かなり疲れます。
理論上は塚口駅〜塚本駅間748km・289駅という旅も設定できますが、ヘトヘトは間違いなしです。
琵琶湖一周鉄道の旅、運賃わずか190円で実現! | |
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