【地図を旅する】vol.25 常磐線三河島駅〜日暮里駅の大カーブ、なぜ生まれた!?
地図を見ると常磐線の三河島駅〜日暮里駅(東京都荒川区)の間が、大きくカーブし、西に向かう列車がいつのまにか東に向かう状態になっていることがわかります。常磐線は日本鉄道が敷設したものですが、もともとは東北本線・田端駅起点で…
地図を見ると常磐線の三河島駅〜日暮里駅(東京都荒川区)の間が、大きくカーブし、西に向かう列車がいつのまにか東に向かう状態になっていることがわかります。常磐線は日本鉄道が敷設したものですが、もともとは東北本線・田端駅起点で…
太平洋戦争が勃発する直前の昭和16年9月、関東防衛の一翼を担う飛行場として建設が開始されたのが、茂原海軍航空基地。第五五二海軍航空隊(昭和17年12月1日、特設航空隊として茂原飛行場で開隊)の基地。滑走路跡が道路として残…
埼玉県越谷市、さいたま市岩槻区にまたがる埼玉県営の都市公園「しらこばと水上公園」。そこから南側はかつては田園地帯で、太平洋戦争末期には突貫工事で越谷陸軍飛行場が築かれた場所です。滑走路の跡は「しらこばと水上公園」から南に…
日本最北の海水浴場は、北海道稚内市にある稚内西海岸ですが、夏場の最盛期でもブルブル状態で、1週間ほどしか泳ぐことができません。あまり知られていないのが、本州最北の海水浴場で、ちゃんと公的に海水浴場として開設されるビーチと…
大阪府大阪市の最高点は、鶴見区の花博記念公園鶴見緑地にある、鶴見新山で、大阪市によれば標高37.5m(平成17年に国土地理院近畿地方測量部によって再計算されたもの)。国土地理院の2万5000分の1地形図には39mとなって…
鉄道好きの多くの人が、目下、「日本一短いトンネル」というのがJR呉線の川尻トンネル(広島県呉市)。全長は8.7mで、かつて日本一を誇り、八ッ場ダム建設で湖中に沈んだ吾妻線・樽沢トンネル(群馬県東吾妻町)の7.2mに迫る短…
北海道茅部郡鹿部町にある民間飛行場が、鹿部飛行場(しかべひこうじょう)。地元以外ではまったく知られていませんが、実はトヨタ自動車が所有する飛行場で、1992年9月に開場。軽航空機、ヘリコプター、グライダーなどが利用してい…
「日本アルプス」の命名者は、ウォルター・ウェストン(Walter Weston)だと考える人もいますが、ウェストンは、それを広く紹介しただけ。ウェストンが登山を行なう際に、参考にしたガイドブックの著者、お雇い外国人のウィ…
栃木県日光市横川にある野岩鉄道会津鬼怒川線の駅が、男鹿高原駅(おじかこうげんえき)。秋田県の男鹿半島の高原かと思えるような駅名ですが、福島県境に近い栃木県。駅前には緊急ヘリポートがあるのみで、まさに秘境駅。1日の平均乗降…
「日本のグリンデルワルド」といわれ、訪日外国人もその美しさに魅了される上高地(長野県松本市)。河童橋(かっぱばし)と並ぶシンボル的存在が大正池で、早朝にはカメラマンが池畔に列をなすという絶景スポットです。この池の水で発電…
鹿児島県南九州市知覧町といえば、「薩摩の小京都」と呼ばれる知覧麓の武家屋敷、知覧茶、そして知覧特攻平和会館が知られていますが、枕崎市との境界近く、鹿児島県道34号(枕崎知覧線)沿いにあるのが、日本唯一の現役で採掘する金鉱…
日本一危険、離発着が難しいといわれるのは長野県松本市の信州まつもと空港で、FDA(フジドリームエアラインズ)が飛んでいますが、地図を見る限り、断然、パイロットが緊張すると推測できるのが伊豆七島の神津島にある神津島空港(東…
日本国内には16万基の古墳がありますが、現存する100m以上の古墳は、260基ほど。100m以上の巨大古墳でも私有地であれば、道路の開削、土を取るための削平、市街地化などで消えてしまうことがあります。大阪府堺市西区の大塚…
国土地理院の2万5000分の1地形図で滝を表す地図記号は、横棒に点ふたつということは、多くの人が知っていますが、実は「東洋のナイアガラ」と称される吹割の滝(群馬県沼田市)、原尻の滝(大分県豊後大野市)など、幅のある滝はこ…
浅草寺(せんそうじ/東京都台東区)のおみくじは、凶が出やすいといわれていますが、実はこれは真実。江戸時代に定められたという「観音百籤」(かんのんひゃくせん)に従っておみくじの大吉、吉、半吉、小吉、末小吉、末吉、そして凶の…
日本広しといえど、車道も鉄道もないのは、群馬・福島県境のみです。北アルプスで分断される長野県と富山県、長野県と岐阜県にも車道や鉄道が通じていますし、海岸沿いの移動手段の県境越えもあるので、実は「歩いて県境を越えるしか方法…
津和野(島根県)出身で、東京帝国大学理学部でナウマンに学んだ小藤文次郎(ことうぶんじろう)が、明治24年の濃尾地震で現地調査を行ない、地裂線が根尾谷断層と一致することから、「断層が動いて、地震が起きる」ことを発表。今では…
「諏訪之瀬島で爆発2回」などとニュースに流れますが、富士山に関しては噴火予想などとなっていて、爆発と噴火がちゃんと使い分けられています。実は、まったく知られていない、この爆発と噴火の違い。富士山は噴火はすれども爆発はしな…