樽前ガロー
樽前山の奇観としては、支笏湖側の苔の洞門が有名ですが、同じ形状の洞門でその底に川が流れるというのが樽前ガロー。樽前火山の火砕流堆積物を長い年月をかけて樽前川が浸食したもの。切り立った岩壁にはエビゴケ、オオホオキゴケなど6…
樽前山の奇観としては、支笏湖側の苔の洞門が有名ですが、同じ形状の洞門でその底に川が流れるというのが樽前ガロー。樽前火山の火砕流堆積物を長い年月をかけて樽前川が浸食したもの。切り立った岩壁にはエビゴケ、オオホオキゴケなど6…
摩周湖を裏側から眺める、オホーツク海・清里町側にある展望台。弟子屈町(てしかがちょう)側の摩周第1・第3展望台は、通称が「表摩周」。対岸の清里町側は、地の利が少し悪いため、訪れる人も少なくひっそりと静まり返っていますが、…
アイヌ語で、アトサヌプリ(アイヌ語で裸の山)と呼ばれ、噴煙を上げる赤茶けた山肌が印象的な活火山。明治初期には、硫黄が採取されていました。川湯温泉街から硫黄山までは、全長2.5kmのつつじヶ原自然探勝路が整備されており、7…
旭岳の爆裂火口に水が溜まった池で旭岳5合目の旭平にあり、大雪山旭岳ロープウェイを利用すれば、山上の姿見駅から徒歩25分。池畔には濃霧時にそれを打ち鳴らして旭岳登山者に姿見の池方向を示す愛の鐘、荒天時に逃げ込める避難小屋(…
標高1041mの樽前山(たるまえさん)は、支笏(しこつ)カルデラを囲む山々のうち、比較的手軽に登れる活火山で、山頂には不思議な溶岩ドーム(溶岩円頂丘)がそびえ立っています。支笏湖畔のモラップから標高660mの7合目までは…
富士山を思わせる稜線が美しく、「蝦夷富士」と称される羊蹄山(ようていざん)。標高1898mの成層火山で、あまり知られていませんが倶知安(くっちゃん)道有林管理センターの管理下にあり、一般の人が立ち入ることができるのは登山…
有珠山ロープウェイで山頂駅まで上ったところにあるのが「洞爺湖展望台」 。洞爺湖や昭和新山を一望にしますが、ここからさらに舗装された遊歩道を7分ほど歩けば、有珠山の外輪山の一角に到達します。ここが火口原展望台。わずか数分の…
洞爺湖有珠山ジオパークの洞爺湖有珠山フットパス「金比羅ルート」で探勝できるのが、平成12年の噴火で生じた金比羅火口群を間近に観察できる金比羅火口散策路。熱泥流などの災害で使用不能となった公営浴場の「やすらぎの家」、桜ヶ丘…
平成12年の有珠山の爆発。3週間ほどの間に西山山麓と金比羅山山麓に少なくとも65個の火口が誕生しています。その爆発で誕生した西山山麓火口群には遊歩道(フットパス)が整備され、火山の恐ろしさ、火山災害のすさまじさを目の当た…
昭和新山とともに「日本の地質百選」に選定され、世界ジオパーク(洞爺湖有珠山ジオパーク)にも登録の活火山が有珠山(うすざん)。今なお白煙を上げる有珠山には、ロープウェイが架けられ、手軽に登山することができます。山麓駅から山…
頂上に溶岩塔が突き出た世界的にも珍しいベロニーテ型火山。昭和19年、有珠(うす)山麓に広がるのどかな田園地帯が、爆発にともない突然隆起を始め、もとの地面から270mも隆起し、やがて活動を停止。赤茶色の山肌を見せ、今も白煙…
気象庁による常時観測対象の恵山(617.6m)は、火山活動も活発な活火山。二重式火山の火口原、標高330mまでの賽の河原駐車場までは車で進入することが可能で(夜間は通行不可)、賽の河原と呼ばれる火口原や、恵山展望台、岬展…
函館から東へ50km、太平洋と津軽海峡に挟まれた亀田半島東端の標高618.1mの活火山が恵山(えさん)。山麓の登山口にはつつじ公園があり、5月下旬〜6月初旬には60万本ともいわれるエゾヤマツツジ、ドウダンツツジが咲き誇り…
富士山麓では、もっともミステリアスなムードが漂う溶岩洞窟が人穴(ひとあな)で、浅間大菩薩(せんげんだいぼさつ)の御在所とされる富士講の聖地。まつわる伝説も多く、『吾妻鏡』には建仁3年(1203年)には、源頼朝が仁田忠常(…
「伊豆の松島」という別名もある堂ヶ島。美しい景観は実は海底火山がつくったものだとか。今回は有名な天窓洞横の亀島&蛇島(じゃじま)をクローズアップ。
もともとは南海の海底火山がマントル対流にのって北上、本州にぶつかって誕生したのが伊豆半島。伊豆半島ジオパークはユネスコの「世界ジオパーク」に認定されていますが、必踏の地が堂ヶ島の天窓洞です。
富士山の東側には、宝永の大噴火で生まれた巨大な砂漠地帯が広がっています。とくに「ふじあざみライン」周辺には、火山学者がワクワクするような景観が。それが富士グランドキャニオン(須走グランドキャニオン)ですが、入口一帯が東富…
毎年2月の第2日曜に、伊東市の大室山では『大室山山焼き』が行なわれています。約700年前から続くの伝統がある野焼きで、池区大室山山焼保存会が実施する山の保全と観光事業の一環。山すそから点火され、標高581m、約100ha…