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香取神宮・本殿

香取神宮本殿

千葉県香取市香取にある全国にある香取神社の総本社、香取神宮。現存する香取神宮の本殿は、楼門と同じく元禄13年(1700年)、5代将軍・徳川綱吉の命によって造営されたもので桃山様式を色濃く残し、この時期の神社建築を代表する建物として国の重要文化財に指定されています。

桃山様式を色濃く残し国の重要文化財に指定

香取神宮の本殿は、三間社流造り(両流造りとも)、檜皮葺き(ひわだぶき)。
屋根もかつては木の薄板を幾重にも重ねて施工する柿葺きで(こけらぶき)だったと推測されています。
平安時代までは伊勢の神宮と同様に20年ごとのお建替(式年遷宮)の制度がありましたが、鎌倉時代 末期に衰退が始まり、戦国時代にその制度が終焉しています。

拝殿・幣殿・神饌所は、昭和の大修築による造営で、国の登録有形文化財。

平城京(奈良の都)の守護と国民の繁栄を祈願するために創建され、中臣氏・藤原氏の氏神を祀る春日大社。
春日大社第一殿の祭神・武甕槌命(たけみかづち=藤原氏守護神、常陸国鹿島の神・鹿島神宮の祭神)、春日大社第二殿に祀られる経津主命(ふつぬしのかみ=藤原氏守護神、常陸国鹿島の神・香取神宮の祭神)という関係があり、本殿に祀られているのは、経津主命。

鹿島、香取の両神宮が、大和朝廷・藤原氏の東北平定の最前線に祀られたことに由来し、関東だけでなく石巻、仙台など東北沿岸部に香取神社が鎮座するのも東北平定、東北鎮護のため。

香取神宮・本殿は、日本遺産「北総四都市江戸紀行 ~江戸を感じる北総の町並み~」の構成資産にもなっています(北総四都市=佐倉、成田、佐原、銚子)。

香取神宮・本殿
名称 香取神宮・本殿/かとりじんぐう・ほんでん
所在地 千葉県香取市香取1697
関連HP 香取神宮公式ホームページ
電車・バスで JR香取駅から徒歩25分。または、JR東京駅八重洲南口から関鉄グリーンバス「あそう号」鉾田駅行きで、1時間11分、香取神宮前下車、徒歩5分。JR東京駅八重洲口から京成・千葉交通バス銚子行き小見川ルートで、1時間24分、佐原香取(香取IC)下車、徒歩15分
ドライブで 東関東自動車道佐原香取ICから約1.6km
駐車場 300台/無料
問い合わせ 香取神宮社務所 TEL:0478-57-3211/FAX:0478-57-3214
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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