企業城下町 全国11選

もともと豊田自動織機が挙母町に自動車生産の工場を設置したことが由来の豊田市。市の名前も豊田という企業名、創業一族の人名というまさに企業城下町の代表格です。そのほかにも、旧日立村で創業の日立、旧小松村の小松製作所など、世界に冠たるメーカーが、その創業地を名前にしている場合も。11自治体を紹介します。

明治以来の歴史ある企業城下町が多数

歴史的には北海道開拓をベースとする室蘭の製鉄、苫小牧の製紙は有名。
静岡県富士市にも製紙工場が集中していますが、単独企業の企業城下町といえるほどではありません(かつては大昭和の企業城下町と称されました)。
自動車産業で、豊田市と並んで企業城下町といえるのは広島県府中町で、市制施行はしていませんが人口は5万人超えで、日本一人口の多い町となっています。

明治以来ということでいえば、野田の醤油(ベースは江戸時代)、新居浜市の住友グループ(別子銅山の開発がルーツ)、そして官営八幡製鉄所の北九州市は、まさに企業城下町です。

企業城下町 全国11選

自治体名関係企業名歴史と内容
1室蘭市
(北海道)
新日本製鐵
(現・日本製鉄)
日本製鋼所
明治40年、日本製鋼所創立
石炭の積出港という利点を活かし
製鉄の町へと発展
大正11年、市制施行
2苫小牧市
(北海道)
王子製紙明治43年、王子製紙苫小牧工場操業
樽前山周辺の木材、水資源を活用
支笏湖まで王子軽便鉄道敷設
昭和23年、市制施行
3六ヶ所村
(青森県)
日本原燃青森県に本店を置く最大の企業
転換ウランの濃縮役務を受託
原子燃料サイクル施設などが稼働
4日立市日立製作所明治38年、日立鉱山(日立村内)採掘開始
日立鉱山から発展した鉱工業都市で
日立製作所(日立グループ)発祥の地
昭和14年、市制施行
5太田市富士重工業
(現・SUBARU)
大正6年、飛行機研究所(中島飛行機)創業
昭和23年、市制施行
昭和28年、富士重工業誕生
「スバル」ブランドを確立
6野田市野田醤油
(現・キッコーマン)
江戸時代、江戸に出荷する醤油産業勃興
大正6年、野田醤油創業
大正11年、野田醤油が上水道を供給
昭和25年、市制施行
7小松市小松製作所大正6年、銅山を経営の竹内鉱業が製作所発足
(遊泉寺銅山などで使用する機械を製造開始)
大正10年、小松製作所として独立
日本初の国産トラクタ―製造
グローバル企業として大発展を遂げています
8豊田市トヨタ自動車工業
(現・トヨタ自動車)
昭和12年、トヨタ自動車工業の工場稼働
(挙母町)
昭和26年、市制施行で挙母市に
昭和34年、豊田市に変更
9府中町東洋工業
(現・マツダ)
昭和5年、府中町に工場を設置
(三輪トラックの製造を開始)
戦後、三輪トラックの生産再開
昭和33年、小型四輪トラック生産開始
軽乗用車、乗用車生産に拡大
10新居浜市住友財閥
(現・住友グループ)
江戸時代、別子銅山の開発がルーツ
(住友財閥へと発展)
住友金属鉱山・住友化学
住友重機械工業・住友林業が新居浜4社
11北九州市日本製鐵
(現・日本製鉄グループ)
明治34年、官営八幡製鉄所稼働
(日本国内最大の鉄鋼供給地)
企業城下町 全国11選
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