前回、日本最高所の宿として「千畳敷ホテル」を紹介しましたが、それは通年営業での日本最高所。夏季のみ営業でいえば、乗鞍岳の山上・畳平(岐阜県高山市)の宿は、標高2700mで、純粋な山小屋を除けば日本最高所に位置しています。しかも畳平はバスで登る日本最高所。満天の星空、ご来光も期待できます。
盛夏でも防寒着は必携のクールゾーン

標高が100m高くなるごとに気温は0.6度下がるので、単純計算で標高0mの下界に比べると0.6×27で16度は気温が低いということに。
東京、名古屋、大阪などが35度というときにも、なんと19度と、20度を切るというクールゾーンです。
暑さに慣れた体にはその寒さがこたえるほど。
畳平は森林限界を超えているので、周囲はハイマツと高山植物帯。
雷鳥が遊ぶ雲上の別天地です。
宿泊施設は、「乗鞍山の宿 銀嶺荘」と「乗鞍白雲荘」の2軒。
「乗鞍山の宿 銀嶺荘」はシャレー風の外観で、1階が売店と風呂、2階がレストランと客室という構造。
スキー宿のような雰囲気ですが、山小屋というよりは旅館で、すべて個室(和室)で、浴衣などのアメニティ類も備わっています。
夕食がカレーというのが少し山小屋風という感じ。
「乗鞍白雲荘」は、「当館は【不便な山小屋】」と宣言していますが、もともとは林野弘済会名古屋支部の宿(昭和26年創業)。
平成20年に林野弘済会から乗鞍国際観光に経営が引き継がれ、少しずつリニューアルされ、今に至ります。
山小屋スタイルを残して大部屋5室がメインですが、個室(2名以上で利用可能)も5室備わっています。
食堂も飛騨家具の落ち着いた雰囲気で、山小屋というより「粋な山荘」といった感じです。
風呂もありますが、水源が渇水すると使えないので、期待はできません。
夕食は旅館並みなので、山小屋初体験的に利用するには最適です。
朝は、早起きして大黒岳でご来光を。
晴れていれば、槍穂高連峰も眺望する大パノラマが期待できます。

| 【涼しさを実感】雲上の宿(2) 日本最高所の宿「銀嶺荘&乗鞍白雲荘」|標高2700m | |
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