2022年は新型コロナウイルス感染症の影響で、国際クルーズ船の来航はゼロでしたが、2023年には復活し、1月〜12月の間に訪日クルーズ旅客数35.6万人を数えました。外国船社が運航する外国クルーズ船、日本船社が運航する日本クルーズ船の着岸した港、そして総数のTOP5を紹介します。
横浜港、長崎港が総合のTOP2
順位 | 外国船社のクルーズ船 | 日本船社のクルーズ船 | 外国船社・日本船社 合計 |
1 | 横浜 101 | ベラビスタマリーナ 91 | 横浜 171 |
2 | 長崎 95 | 横浜 70 | 長崎 96 |
3 | 鹿児島 78 | 神戸 37 | ベラビスタマリーナ 91 |
4 | 那覇 72 | 小豆島 33 | 神戸 91 |
5 | 博多 59 | 厳島 26 | 鹿児島 82 |
6 | 広島 58 | 東京 16 | 那覇 79 |
7 | 神戸 54 | 博多 16 | 博多 75 |
8 | 清水 53 | 金沢 11 | 広島 59 |
9 | 高知 51 | 大三島(愛媛県) 11 | 清水 57 |
10 | 大阪 46 | 竹原 11 | 高知 53 |
その他 | 597 | 268 | 1000 |
合計 | 1264 | 590 | 1854 |
外国船社が運航するクルーズ船の日本への寄港は、合計で1264回(2022年はゼロ) となり、コロナ前ピーク水準(2017 年)の63%まで回復しています。
港湾別では、第1位・横浜港101回、第2位・長崎港 95回、第3位・鹿児島港78回となりました。
以下、4位那覇港72回、5位博多港59回、6位広島港58回、7位神戸港54回、8位清水港53回、9位高知港51回、10位大阪港48回で、5位から10位は微妙な差となっています。
続いて日本船社が運航するクルーズ船の寄港回数は、590回(2022年は722回)で、コロナ前ピーク水準(日本船は2018年)の58%まで回復しています。
港湾別では、第1位が広島県尾道市・ベラビスタマリーナ91 回(前年第1位:93回)、第2位:横浜
港70回(前年第2位:82回)、第3位:神戸港37回(前年第3位:57回)となり、TOP3は前年通りとなりました。
以下、4位小豆島33回、5位厳島26回、6位東京港16回、同率6位博多港16回、8位金沢港11回、同率8位大三島(愛媛県)11回、同率8位竹原港の順。
少し意外なのは、TOPが東日本ではほとんど耳にしないベラビスタマリーナということ。
瀬戸内海、しまなみ海道の起点ともなる海域で、「さかいがはま海の駅」としても整備されています。
リゾートホテル「ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道」(「瀬戸内の絶景を望み、極上の時間を愉しむ」がコンセプト)が所有するマリーナながら、大型客船が接岸できる瀬戸内海では貴重な場所になっているのです。
せとうちクルーズ「ガンツウ」(3013t)の母港にもなっていて、統計値にもその寄港地が含まれているため瀬戸内海が多くなっています。
港湾別の総合順位は、第1位・横浜港171回(前年第2位:82回)、第2位:長崎港96回(前
年:0回)、同数で第3位が2港あり、広島県尾道市・ベラビスタマリーナ91回(前年第1位:93回)、そして神戸港91回(前年第3位:57回)です。
5位は鹿児島港82回、6位那覇港79回、7位博多港75回、8位広島港59回、9位清水港57回、10位高知港53回です。
ここで紹介しているデータ(2023年値)は国土交通省が、港湾管理者から聞き取り調査を行なった速報値です。
国土交通省の統計データは、船内で1泊以上するクルーズ船の寄港回数を対象とし、日帰りクルーズは対象外となっています。
日本船社が運航するクルーズ船は、郵船クルーズ(株)の「飛鳥Ⅱ」、商船三井クルーズ(株)の「にっぽん丸」、日本クルーズ客船(株)の「ぱしふぃっくびいなす」、(株)せとうちクルーズの「ガンツウ」を対象にしています。
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