「この先危険!🚫」  危ないスポット2選

危険道無し

車道を走っている際に、突然に道が途絶え、「この先危険!🚫」 の表示に出くわしたら、さすがに驚くことでしょう。まさにバニシングポイントですが、全国にある行き止まりの中から、「この先危険!🚫」表示のある2ヶ所をピックアップ。北海道・知床半島と群馬県・万座温泉に「危ないスポット」があります。

相泊・北海道道87号(知床公園羅臼線)終点|北海道

相泊・道道終点

「地の果て」と称される北海道・知床。国後島(くなしりとう)を眼前とする羅臼町側は、根室海峡に沿って北海道道87号(知床公園羅臼線)が半島の先へと伸びています。
海岸の岩礁に湯船のあるセセキ温泉と海に直接落ちるセセキの滝、そして夏場だけ小屋掛けができる相泊温泉などを過ぎると相泊漁港です。

秋にはサケ・マスも遡上する姿を見ることのできる相泊川を相泊橋で渡る手前に、突然、「キケン! 道なし! 🚫」の表示が。
北海道道87号(知床公園羅臼線)はこの相泊橋で終点となり、この先は道がありません。

しかも徒歩道すらなく、海岸をひたすら歩いて、知床岬に到達することになります。
ただし、断崖絶壁をロッククライミングするような状況の道があり、満潮時には海を泳ぐ部分もあって、まさに超エキスパートにだけ許される世界となります。

すぐ先の崩浜には昆布漁の番屋があり、昆布漁シーズンには人影がありますが、昆布干しのじゃまになる恐れがあるため、記念写真を楽しんだならこの相泊橋で引き返すのが賢明。
ヒグマも出没するので、周囲には警戒が必要です。

相泊・道道終点

相泊道道終点

羅臼(らうす)市街から知床半島を海岸沿いに北上する、道道87号(知床公園羅臼線)。そのどんづまりが、相泊(あいどまり)です。この先は道も人家もなく、あるのは断崖と漁師の番屋だけ。突端(意訳して地の果て)が語源の知床(シリエトク)の、まさに最

知床・相泊

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毛無峠|群馬県・長野県

毛無峠

群馬県(吾妻郡嬬恋村)と長野県(上高井郡高山村)の県境に位置する峠が毛無峠。
群馬県側からだと日本最高所の温泉街である万座温泉(標高1800m)から群馬県道112号(大前須坂線)を走った先にあり、あまり知られていませんがグリーンシーズンなら意外に手軽に訪れることができます。

標高1832mの毛無峠は、「毛無」の名のとおり、一帯は荒涼たる風景が広がっています。
万座温泉に近いので火山ガスのせいと思われがちですが、実は大正5年から硫黄の採掘が行なわれ、巨大な鉱山町があったため。
精錬時に発生する亜硫酸ガスが吹き付けられて樹木が枯れて、毛無状態に。

峠からジロー坂と呼ばれる未舗装の坂がかつての鉱山町へと続いていますが、廃坑道から致死量の亜硫酸ガスが噴出しているなどの危険があるため、「この先危険につき関係者以外立入禁止」の看板が立っています。

地図上では県道はまだ先に続いていますが、未開通区間の扱いに(嬬恋村干俣〜毛無峠付近は不通区間)。

毛無峠
小串硫黄鉱山跡

小串硫黄鉱山跡

群馬県吾妻郡嬬恋村干俣、破風岳(1999m)の東、群馬・長野県境の毛無峠の南西に位置するのが、小串硫黄鉱山跡。日本最高所の温泉街といわれる万座温泉の南西にあり、万座温泉と長野県高山村側から毛無峠まで車道が通じています。かつてこの地には210

「この先危険!🚫」  危ないスポット2選
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