稲取温泉の天下の奇祭『どんつく祭』、今年も開催！

男性器をかたどった「御神木」を神輿に載せ、会場を練り歩く稲取温泉（静岡県賀茂郡東伊豆町）の天下の奇祭『どんつく祭』。参加者の減少やイベントの担い手減少、御神体の特徴から来るクレーム、PRの難しさもあって休止されていましたが、2023年に復活、2024年も10月5日（土）に『第55回どんつく祭』を開催予定です。

昨年、4年の沈黙を破り復活した「どんつく祭」、今年も開催

もともとは稲取温泉にある素盞鳴神社（すさのおじんじゃ）の例大祭。
その年に成人する男性が「お面さん」と呼ばれる赤色と青色の天狗面をかぶり、男性器を模した棒で住民を突きながら民家を巡る儀礼があり、突かれた人は夫婦和合や子孫繁栄、無病息災にご利益があるとされていました。
この部分を観光的にクローズアップし、観光祭として始まったのが『どんつく祭』。

物珍しさも加わって国内外からも祭り見物に訪れる人が多かったのですが、御神体の特徴からあまり大々的にはPRできないという問題点もあって、集客も徐々に下向きに。
2018年で休止され、コロナ禍もあったためもう行なわれることはないとも推測されていましたが、実行委員会や稲取温泉旅館協同組合を中心に、企画を練りあげ、観光庁「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」の採択を受けて、2023年に見事に復活。

御神木は複数あり、最も大きいものは、どんつく50周年を記念して2022年作られた御神木で、長さ4.2m、直径80cm、総重量2.2トンを誇る巨大サイズ。

2024年は、10月5日（土）11:00～、夜には打ち上げ花火もあるので、稲取温泉の宿をまずは確保を。