「ドクターイエロー」引退で注目の「イーストアイ」は、北陸新幹線でも活躍!

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東海道・山陽新幹線の新幹線電気軌道総合試験車が「ドクターイエロー」。「ドクターイエロー」が引退しましたが、北陸新幹線、北海道新幹線を含むJR東日本管内の新幹線を走る「イーストアイ」(East-i)は今も活躍中。営業列車の最高速度と同じ速度で検測するというスグレモノです。

「ドクターイエロー」同様に、消えゆく運命!?

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E3系をベースに開発され、開発、運用当初は、「世界最速の検測車両」だったのが、「イーストアイ」(East-i)。
新幹線E926形電車で、East-iの「i」には「intelligent」(知的で)、「integrated」(総合的に)、「inspection」(検査)という意味合いがあります。

6両編成で10日に一度ほどの割合で走行していますが(秋田・山形新幹線は年4回)、運用のスケジュールは非公開。
鉄道愛好家は「幻の新幹線」などと呼ぶのはそのためで、大宮駅などで偶然、目にするとまさにラッキーというわけです。

新幹線総合車両センターに配置され、JR東日本管内の全ての新幹線(ミニ新幹線区間を含む)に加え、東北新幹線と相互直通運転する北海道新幹線の検測に使用され、敦賀駅へも開業半年前の走行試験時から乗り入れています。

東海道・山陽新幹線の「ドクターイエロー」は、通常の営業車両に検測機器を搭載することでお役目御免となり、JR九州の九州新幹線でも路線距離がさほど長くないこともあって営業用車両の800系の一部で、検測機器が搭載され、さらに西九州新幹線でも、N700Sの5本中3本が、検測対応編成になっています。

実はJR東日本もすでにE5系U28編成には、検測機器を搭載しており、East iが車両検査で休んだ際にも継続して検査ができる態勢になっています(北陸新幹線用のJR西日本W7系でも、2本が検測機器を搭載)。
JR東日本の「イーストアイ」も10年以内には引退するのではないかと推測されているので、引退までに一度は出会ってみたいレア車両です。

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「ドクターイエロー」引退で注目の「イーストアイ」は、北陸新幹線でも活躍!
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