全国的にもレアな有料急行の秩父鉄道「秩父路」が増発!

急行「秩父路」

羽生駅(はにゅうえき/埼玉県羽生市)と三峰口駅(秩父市)を結ぶ秩父鉄道は、2025年3月15日(土)にダイヤ改正を行ないますが、全国的にも非常にレアな有料急行「秩父路」(熊谷駅〜影森駅)が2往復から3往復に増発。土・休日ダイヤでは三峰口駅発、羽生駅行きという列車が設定されます。

土・休日には三峰口まで乗り入れ

平日ダイヤは下りの熊谷駅7:08発、影森駅8:11着の「秩父路1号」以外は夕方の2往復で、通勤・通学の利便性向上、土・休日ダイヤは、午前中に2往復、夕方に1往復で、秩父観光への利便性が高まります。
羽生駅9:27発、熊谷駅9:50発の「秩父路1号」は、三峰口駅(11:12着)まで走るので、三峯神社の参拝にも活用できます。

利用される車両は6000系(3両編成)ですが、もともとは西武鉄道101系。
「レッドアロー号」として特急に使われていた車両で、クロスシート。
車幅の関係から回転はできず、向かい合わせに固定のままでの運用で、固定式のボックス席といった雰囲気です(少しだけリクライニングできます)。

平成18年3月15日に運用が開始されているので、まもなく秩父鉄道に移籍して20周年ということに。
白とブルーに塗られているものが2編成、秩父鉄道オリジナルカラー(茶色)が1編成です。

乗車にあたっては急行料金(大人300円、小人100円)が必要ですが、全席自由席。
野上駅~長瀞駅間、秩父駅~影森駅間のみの利用の場合は急行券は必要ありません。

急行券は、羽生駅、熊谷駅、武川駅、ふかや花園駅、寄居駅、長瀞駅、秩父駅、御花畑駅、影森駅、三峰口駅の駅窓口でのみ発売。

ちなみに有料の定期急行列車は、秋田内陸縦貫鉄道の急行「もりよし」と秩父鉄道の急行「秩父路」のみ。
ほかに不定期の観光急行として大井川鐵道の「SL急行」、「EL急行」(「かわね路号」、「南アルプス号」)、えちごトキめき鉄道の「観光急行」があります。
このほか、名鉄では早朝に運行する一部の急行列車に特別車を併結し、特別車両券(「ミューチケット」)が必要となるので、広い意味では「有料急行」といえるかもしれません。

急行「秩父路」
秩父鉄道カラーの急行「秩父路」
全国的にもレアな有料急行の秩父鉄道「秩父路」が増発!
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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