日本最短の私鉄特急は、乗車時間22分、特急料金200円!

特急くろべ

日本最短の私鉄特急は、富山地方鉄道の特急「くろべ」。北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅に隣接する新黒部駅と宇奈月温泉駅間をノンストップで結ぶ特急で、車両基地のある電鉄黒部駅〜宇奈月温泉駅を22分で結んでいます。特急料金は大人200円、車両は西武鉄道で活躍したレッドアロー(西武5000系電車)などを使用。

かつて「レッドアロー」として活躍の車両が現役!

特急くろべ
レッドアローを改造した富山地方鉄道16010形電車

特急「くろべ」は、2015年3月14日の北陸新幹線の長野駅〜金沢駅間延伸開業の翌年、2016年3月26日に誕生した特急。
新黒部駅と宇奈月温泉駅間を最短17分で結んでいますが、普通列車利用でも30分ほどなので、短縮できるメリットはわずかに13分ということに。

それでもあえて特急を走らせているのは、宇奈月温泉への観光送迎のムードづくりもあるのだと推測できます。
富山地方鉄道では、電鉄富山駅と宇奈月温泉を結ぶ特急「うなづき」を運転していましたが、2024年4月14日に運転を終了。
それに代わるかたちで特急「くろべ」は、朝早く東京を出発する観光客を意識したダイヤで走らせているのです。

おもに使用されているのは、西武鉄道でかつて特急「レッドアロー」として活躍した車両。
西武5000系電車「レッドアロー」のうち、5501・5507編成は、1995年〜1996年に富山地方鉄道に譲渡。
寒冷地対策改造などが施されて、富山地方鉄道16010形電車に変身(1編成は2011年に観光列車「アルプスエキスプレス」として改造)、特急「くろべ」などに投入されています。

日本最短の私鉄特急は、乗車時間22分、特急料金200円!
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特急きりしま

日本最短のJR特急は、乗車時間40分、しかも停車駅は普通列車並み

日本最短のJR特急は、日豊本線(にっぽうほんせん)の国分駅(こくぶえき/鹿児島県霧島市)〜鹿児島中央駅を結ぶ特急「きりしま81号」。国分駅6:47発、鹿児島中央駅7:27着で乗車時間はわずかに40分、営業キロは33.7kmしかありません。2

 

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